今日のことば
2/4 水曜日
幸せの特効薬
私が最初に法華経を学んだ新井助信(あらいすけのぶ)先生の法華経の解釈は、すばらしいものでした。その先生の講義は、私だけでなく多くの人が聞かせてもらったのですが、最後まで先生の講義を聞き通したのは、私一人でした。ほかの人は途中でみなやめてしまったのです。
なぜだったんだろうと、いま振り返ってみて、それは聞き方の素直さではなかったか、という気がするのです。お師匠さんのお言葉を「そのとおりだ」「なるほど」と素直に受けて、そのとおりに実行することで、私は今日(こんにち)のこの幸せを頂戴(ちょうだい)できたのだとしみじみ思います。
「私から素直さをとってしまったら、なにもなくなってしまう」とよく話させてもらうのですが、それを聞いてみなさんが「そのとおりだ」と手をたたいてくださいます。
佼成会を創立した当時の信者さんの中には、「はい」と素直に人の言葉を聞けるようになり、「ありがとうございます」と心から感謝してお礼が言えるようになっただけで、病気が治ってしまった、という人がたくさんおられました。
素直さこそ、幸せの特効薬といえるかもしれません。
庭野日敬著『開祖随感』第7巻 166~167頁より