今日のことば

3/6 金曜日

不言実行

信仰では、素直さがいちばん大事です。素直さこそ信仰の入り口であり、終着点だといってもいいでしょう。

会社で人を採用するときも、才知と人格の両方を兼ね具(そな)えた人がいないのなら、才能は多少劣っても、質素で誠実な人間のほうを選べといいます。才知にすぐれると、ついそれを鼻にかけて、自分の才覚に溺(おぼ)れがちです。これが浅識(せんしき)です。

信仰でも自分の力だけで悟りを開こうと思ったら至難のわざですが、教えられるとおりに、素直に「はい」と受けて、そのとおりに実行すると、おのずと大法則にかなう生き方が身についてきます。そういう人のほうが、早く本物になってしまうのです。

仏教は、善いことをすれば善い結果が出、悪いことをすれば悪い結果が出る。「かくすれば、かくなる」という方程式を示してくれています。その方程式にのっとって行動すると、だれもが同じ結果を得られます。

あれこれ理屈をこねるより、実行する人のほうが勝ち。素直な心になると、仏さまのはたらきを目のあたりにできて、姿の見えない仏さまの存在が、はっきりと見えてくるのです。

庭野日敬著『開祖随感』第8巻 20~21頁より
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