今日のことば

7/1 水曜日

奮(ふる)い立たせてくれる人

その人に会ってちょっと話を聞いただけで、「ようし」と気持ちを奮い立たせられる人がいます。反対に、なにごとも一刀両断(いっとうりょうだん)に善(よ)し悪(あ)しをつけて、てきぱき事を進める鋭さに「なるほどなあ」と感心はさせられるものの、こっちの気持ちが萎(な)えてしまう人がいるものです。この違いは、どこから生まれるのでしょうか。

よく見ていると、それは、なにごとも明るく肯定的に見る人と、なんでもアラ探しをしないと気がすまない、という人の違いのように思えます。

なんでも善い面だけを見ようとする人は、人間がどんどん大きくなっていって、それで、まわりの人まで豊かな気持ちにしてしまいます。それに対して悪い面ばかりを見てしまう人は、まわりから学ぼうとする気持ちがまるでありません。ですから、心がどんどんやせていく一方で、当然、周囲の人を豊かな気持ちになどできるわけがないのです。

いつでも、どんなことに対しても、「ありがたい、ありがたい」と心の底から言っている人のそばにいると、こちらもいつのまにかありがたくなってくるのです。

庭野日敬著『開祖随感』第11巻 102~103頁より
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