今日のことば
7/5 日曜日
意欲の引きだし役
「子どもを不幸にするいちばん確実な方法は、いつでも、なんでも手に入るようにしてあげることだ」と言う人がいました。これは、もちろん逆説的な戒(いまし)めです。
欲しがるものをなんでも与えるのは一見、親の愛情のように見えます。しかし、それが子どもにとっていちばん大切な「意欲」を奪ってしまうのです。
子どものためのゴルフ塾を開いている先生が、こんなことをテレビで話していました。
「運動能力に優劣があるように見えても、どの子もみんな世界的なゴルファーになる能力を秘めている。ただ、その能力を引きだせるかどうかは、子ども自身が教えられたとおりにどこまで繰り返し続けられるか、その意欲にかかっている」というのです。
子どもの成長にとって意欲こそなによりも大事なわけです。なにごとであれ、意欲を持って一つのことをやりぬく力がつくと、それがすべてのことに通じていきます。
大人は子どもの意欲の引きだし役。そのことをいつも忘れずにいたいものです。
庭野日敬著『開祖随感』第11巻 122~123頁より