今日のことば

3/9 日曜日

在家仏教の基本

在家仏教では、時間の生かし方が大事です。みなさんが仕事を持ち、生活があるのですから、一日中拝んでいるというのでは在家仏教になりません。道場ががらんどうになっては申し訳ないというので、道場に出てきた信者さんを一日中しばりつけておこうとすると、信者さんは、仕事を全部片づけてからでないと出てこられなくなってしまいます。だんだん出にくくなってしまうわけです。

毎日の仕事でも、子育てや近所付き合いでも、さまざまな問題にぶつかります。そのとき、道場へかけつけて「どうしたらいいんでしょう」と結んでもらう。それに対して、教えにのっとった見方、考え方を具体的に教えてあげて、早く帰って、それぞれの場で実践してもらうのが在家仏教の修行です。

自分で実際にやってみて、「仏さまの教えはすばらしい結果が出る」と分かると、法座に出ないではいられなくなってきます。

「そういう法座づくりで、いつのまにか会員さんが倍になってしまいました」といううれしい報告を、ある教会長さんがしてくださいました。

庭野日敬著『開祖随感』第8巻 68~69頁より
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