今日のことば

2/26 木曜日

親離れ子離れ

わが子がいくつになっても、親はいつまでも自分の目の届くところに置いて、見守ってあげたいと願うものです。心配ごとがあれば、なんでも相談してほしい。しかし、親がそう思っていても、子どもは年ごろになると親になにも話さなくなってしまいます。こっちから話しかけても、「べつに」とか「うるさいなあ」と言って、親から離れよう離れようとするのです。

親から見ると、危険なほうへ危険なほうへばかり行きたがるように見えるのですが、しかし、もし子どもがいつまでも親にくっついていたがったら、そっちのほうこそ危険です。

この社会で生きていくには、自分で判断をして危険から身を守り、誘惑をしりぞけ、嫌いな相手とも協調していく力を身につけなくてはなりません。それは、子ども自身が自分で体験し、学んでいくしかないのです。

その「修行」に向かうわが子を、親は身を切られる思いでも、耐えて、見守っていかなくてはなりません。毅然(きぜん)として自分を支える柱になるものを子どもにしっかりとつかんでもらう、その手助けをしてあげることこそ親のいちばん大切なつとめです。

庭野日敬著『開祖随感』第7巻 252~253頁より
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