今日のことば

6/19 金曜日

親の子離れが先

子どもが学校に行かなくなって、叱りつけてもだめ、力づくで引きずっても、行こうとしない。ある人に「長い目で見て、子どもさんが自分で行きたくなるまで待ってあげなさい」と言われ、ちょっとほうっておいてみたけれども、子どもはますます家に引きこもり、外にも出られなくなってしまった。

途方に暮れたそのお母さんが教会の法座で、「子どもを変えたいのなら親が変わること。母親のあなた自身、これまでご主人にどう対してきたか、お姑(しゅうとめ)さんにどう対してきたか、自分を見つめ直してごらんなさい」とアドバイスされたのです。それであらためて自分の毎日を振り返り、自分の心を見つめ直して、お母さんはようやく自分を取り戻すことができたのです。「私は子どものことが心配で心配で、いつも子どもに命令し、尋問して、子どもの自立心、協調性の芽をつぶしてしまっていた」それを心の底から懺悔(さんげ)できるようになると、いつのまにか子どもさんが変わっていたという話を聞かせてもらいました。

子どもが心配で目が離せないのは、親が子離れできていないのです。まず親が自立して、家族に感謝をもって接するお手本を見せていく。それが子どもの力を引きだす早道です。

庭野日敬著『開祖随感』第11巻 60~61頁より
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