今日のことば
12/24 水曜日
結果が約束された言葉
経典を静かに読誦(どくじゅ)して、じっくり味わってみれば、「なるほど、仏さまのおっしゃるとおりだ」と、しみじみ分かってきます。
ところが、いざそのお言葉どおりに実行しようという段になると、「でも……」とか、「それはそうだけれども……」とかと、そこに自分の都合をはさみたくなってしまうのです。
スカッと仏さまのお気持ちになってしまえばいいのに、あれこれおかしな因縁をつけて、つまりは自分の好きな方向に持っていこうとするために、仏さまの真理の道からはずれて、功徳に預かれずにいるのです。
「でも」や「しかし」という言葉は、真実を知っていながら、自分を甘やかすために使う口実の言葉です。
経典の言葉は二千五百年もの間、あらゆる人が実行して、間違いなく結果が現われることが証明された言葉です。
「でも」とか「しかし」という自分への甘えをきっぱりと切り捨ててしまい、仏さまのお言葉を素直に信じて、まっすぐに実行するのが信仰です。
庭野日敬著『開祖随感』第7巻 10~11頁より