今日のことば
6/15 月曜日
競争相手
かなり骨の折れる仕事でも、みんなと一緒にやると、さほど苦でなくなります。
マラソンは四十二キロメートルも走り通すのですから、楽なスポーツではありませんが、「人が駆けるのだから、私もそれについていってみよう」と走ってみると、ついていける。
そうして練習を続けていくうちに、よい記録が出る。それが楽しみで、やればやるほど熱が入ってきて、自分より強い相手を求めて、それに負けないようについていき、すばらしい記録をつくってしまう……。一人ではとても続かないことが、競争相手がいるお陰で続いていくわけです。
まず始めることが大事、それが発心(ほっしん)です。その発心が競争相手がいることで「あの人に負けない自分になりたい」と、さらに高められていき、いつのまにか自分が見事に成長を遂げているのです。
人に言われて、仕方なく、嫌々やらされる努力ではなく、自分がやりたくてやる努力、それが精進です。それによって自分の中に眠っていた力、自分でも気づかずにいた力が、どんどん引きだされていくのです。
庭野日敬著『開祖随感』第11巻 48~49頁より