今日のことば
11/21 木曜日
体を使う健康づくり
ドイツの諺(ことわざ)だったでしょうか、「ミルクを飲む人より、それを配達する人のほうが健康である」という言葉があります。
私は昔、牛乳屋をしていたことがあって、それでこの諺を覚えていたというわけではありませんが、しかし当時の体験からいっても、体を動かすことがいかに健康にいいかよく分かります。
最近はジョギングが大流行で、静かな朝など親子で走っている姿をよく見受けますが、なかなかほほえましいものです。
このジョギングは心臓病の多いアメリカで始まったもので、ある調査の結果をみると、体を動かして仕事をする人と、そうでない人との心臓病にかかる比率は大きく違い、さらに、心臓病にかかっても助かる比率が大きく異なっていると報告されています。なんといっても、体を使っている人のほうが健康であるわけです。
郵便局の職員を調べてみても、建物の中で仕事をしている人よりも、外を回って郵便物の集配をしている人のほうが、心臓病にかかりにくいということです。お互いさまに体を使い、歩くことを心がけたいものです。
庭野日敬著『開祖随感』第6巻 178~179頁より