今日のことば

8/14 水曜日

自分を立てたければ

教義は、ただ法を理解するためだけでなく、人を救い、教えを実行するためのものでもあるのです。それまで、なんでも自分中心に考えてきた人が、この社会はすべて相互依存によって成り立っていることを知ると、他に思いをいたす心が生まれます。そして、他人のことを思いやれるようになると、自分とともに一切衆生(しゅじょう)があることに気づくのです。そこで初めて、自分が世に立とうと思ったら、まず人を立てなくてはならないことが分かって、“一人は万人のために、万人は一人のために”という自覚に立った生き方に変わっていけるのです。

庭野日敬著『開祖随感』第1巻 95頁より
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