今日のことば

12/21 土曜日

青年リーダーの資格

青年の意欲を引きだすコツは、「未来を担うのは君たちしかいないんだ」と夢を託し、まかせきってしまうことです。青年たちが自分でプログラムを組んで自分たちでやり遂げるのを、信じて、まかせて、見守ることができなくてはなりません。

といっても、指導者はみんなと肩を並べているだけではだめなのですね。みんなより一歩前に出ていないと、人を引っ張っていくことができません。

同じレベルで言い合っていたのでは、話がゴチャゴチャして、ものごとがいつまでも決まりません。指導者には先を見通す洞察力(どうさつりょく)が必要なわけです。それは、経験の積み重ねによって生まれてくるもので、だからこそ自分の実行が大事なのです。

ふつう青年というと三十歳くらいで線を引いてしまいますが、私は四十になっても四十五になっても、心が青年であれば青年のリーダーだと考えています。

「あの人の言うことには間違いがない」「約束したことは必ず守る」「言ったとおりの結果が出る」と、みんなから信頼を寄せられるようにならなくては、青年はついてきません。

庭野日敬著『開祖随感』第7巻 38~39頁より
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