本会の考え
環境方針
立正佼成会は、釈尊が悟った真理・法にもとづいて、『生かされ、生きるチカラ。』をテーマに平和な世界をめざしています。
地球温暖化をはじめとする環境問題は、今や多様な生物と人類の存続を脅かし、未来に深刻な影響を及ぼすものとなっております。
このような状況の原因は、私たち自身にあると内省し、人と自然が調和を取り戻す契機となるよう、環境への負荷が少ない持続可能な社会の実現に取り組みます。
[基本姿勢]
■ いのちの尊重
人間のいのちも、山川草木といった地上に存在するすべてのいのちも「永遠のいのち」の一つの現れであると自覚し、その尊いすべてのいのちを敬い、感謝する心を育みます。
■ 共生の実現
人は本来、皆一つの乗物の同乗者──その自覚に立ち、共に支え合う世界の実現に取り組みます。
■ 簡素なライフスタイル
日常生活の中で、「少欲知足」の心を養い、簡素なライフスタイルをめざします。
[行動指針](本部教庁)
①宗教協力の枠組みで合意された宣言等を率先垂範します。
②環境に関する具体的な目標を定め、活動し、振り返りつつ、継続的に改善します。
③研修、イントラネット、インナーコミュニケーションなどを通じて、組織で働くすべての人へ、環境方針の理解と環境問題に関する意識啓発をはかります。
④教庁の活動に伴う炭素排出量を減らします。
⑤「3R」を推進し、活動や製作物において、本当に必要なものを入手し、再利用、分かち合いなどの工夫をし、ゴミを減らします。
⑥「一食(いちじき)を捧げる運動」を推進します。
⑦ 環境に関する法令を遵守します。
・・・・・・・・・この環境方針は組織内外に公表します・・・・・・・・・・
立正佼成会 理事長 國富敬二
大いなるいのち・真理・はたらき。
※ 少欲知足:
欲を少なくして、足るを知ること。
物質的に偏ることなく、精神的向上発展をはかり、生かされていることに感謝するという、積極的な生き方。
※ 一食(いちじき)を捧げる運動:
月に数回の食事を抜き、そのお金をさまざまな国の人道的援助、開発援助、環境保全などに役立てる、“いつでも、どこでも、誰にでも、いつまでも”できる運動。本会は1975年からこの運動に取り組み、2005年12月には総額100億円を超える支援を行っています。
※ 3R:
発生抑制(Reduce=リデュース)、再使用(Reuse=リユース)、再資源化(Recycle=リサイクル)の順で、リサイクルよりもリデュースを重視します。