宗教協力のあゆみ
1978-1997
1978-1997普門示現(ふもんじげん)の時代
あらゆる人びとに法華経の教えを伝え、世界平和の実現に貢献することを目標にしたこの時期を『普門示現の時代』と称しています。全国各地で「一食(いちじき)を捧げる運動」や「アフリカへ毛布をおくる運動」などが始まり、会員たちは市民運動化をめざして取り組みました。また、世界宗教者平和会議(WCRP)を中心に軍縮や核兵器の廃絶運動など、宗教協力を基盤とした平和活動を次々と展開していきました。
1978(昭和53)年
4.14
中国佛教協会訪日。友好代表団(趙樸初団長)が本会を訪問
6.12
庭野日敬開祖が「第1回国連軍縮特別総会」で世界宗教者平和会議(WCRP)代表として演説
7.28
「第23回国際自由宗教連盟(IARF)世界大会」がイギリスのオックスフォードで開催され、本会も参加。同総会(8/1)で庭野日敬開祖がIARF副会長に選出された
1980(昭和55)年
6.2
庭野日敬開祖が「米国のイラン介入に関する国際会議」に出席。「米大使館員人質の早期解放」を訴えた親書をイランのゴトブザデ外相に手渡す
1981(昭和56)年
7.24
「第24回国際自由宗教連盟(IARF)世界大会」がオランダで開催され、本会も参加。世界20カ国から490人が参加。28日の全体会議で庭野日敬開祖が第25代会長に選出された
11.7
「第2回アジア宗教者平和会議(ACRP)」がインドのニューデリーで開催され、本会も参加。14カ国から約300人の宗教者が参加。テーマは「平和のために行動する宗教」
1982(昭和57)年
6.24
庭野日敬開祖が国際自由宗教連盟(IARF)会長として、国連本部で行われた「第2回国連軍縮特別総会」で演説
9.22
庭野日敬開祖がロシア正教の招きでソビエト連邦を訪問
1983(昭和58)年
11.2
「日韓宗教者学術会議」がソウル郊外で開催され、本会も参加
11.4
庭野日敬開祖がイタリアの「カトリック青年奉仕団」エルネット・オリベロ会長より「アーティザン・オブ・ピース賞(平和の建設者賞)」を受賞
1984(昭和59)年
4.8
「ヨーロッパ青年の翼」(26人)就航。「特別聖年のための青年総会」に出席し、ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世と会見
4.16
庭野日敬開祖、イタリアの「少年の町」から「国際人道賞」を受賞
7.27
「第25回国際自由宗教連盟(IARF)世界大会」を本会で開催
8.23
「第4回世界宗教者平和会議(WCRP)」がケニアのナイロビで開催され、本会も参加。世界60カ国から約600人の宗教者が参加。テーマは「人間の尊厳と世界平和を求めて-宗教の実践と協力」
1986(昭和61)年
6.17
「第3回アジア宗教者平和会議(ACRP)」が韓国のソウルで開催され、本会も参加。21カ国から15宗教者約260人が参加。テーマは「アジアにおける平和のかけ橋」
10.20
国連創設記念日(24日)を中心とした、「世界平和祈りの週間」に参加。以後、毎年継続
10.27
ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世の呼びかけによる「アッシジ平和祈願の集い」がイタリアのアッシジで開催され、庭野日鑛会長が出席
1987(昭和62)年
7.31
「第26回国際自由宗教連盟(IARF)世界大会」がアメリカのスタンフォードで開催され、本会も参加。世界17カ国から800人以上が集まり、日本からは約350人が参加。テーマは、「21世紀に向かう世界の諸宗教」
8.3
「比叡山宗教サミット」に参加。海外16カ国からの宗教代表者24人を含む約500人が集う。庭野日敬開祖が名誉顧問として出席
1989(平成元)年
1.22
「第5回世界宗教者平和会議(WCRP)」がオーストラリアのメルボルンで開催され、本会も参加。60カ国から宗教者・専門家約600人が参加、日本からは約100人が出席。テーマは「平和は信頼の形成から-宗教の役割」
1990(平成2)年
7.25
「子どものための世界宗教者会議」がアメリカのプリンストン神学校で開催され、庭野日敬開祖がWCRP名誉会長として議長を務めた
7.27
「第27回国際自由宗教連盟(IARF)世界大会」がドイツのハンブルクで開催され、本会も参加
10.20
「世界宗教者平和会議(WCRP)創設20周年式典」が、国立京都国際会館で開催され、本会も参加
1991(平成3)年
1.18
湾岸戦争の勃発に対し、世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会が、庭野日敬理事長名で「緊急アピール」を発表
2.1
「湾岸戦争に対する立正佼成会としての行動計画」を発表。調査団の派遣(第1次隊、第2次隊)を実施。クルド難民救済のためのボランティア隊派遣。緊急援助、湾岸復興支援のための物的、財的支援。一食運動の徹底化。祈りの実践:全会員が「祈りの言葉」を捧げる
10.29
「第4回アジア宗教者平和会議(ACRP)」がネパールのカトマンズで開催され、本会も参加
1992(平成4)年
11.6
「WCRP中東会議」が東京と京都の2会場で開催。中東諸国を中心に、11カ国から30人のイスラム教・ユダヤ教・キリスト教の指導者が出席。日本からは、世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会加盟教団や中東問題専門家など約400人が参加
1993(平成5)年
8.15
「第28回国際自由宗教連盟(IARF)世界大会」がインドのバンガロールで開催され、本会も参加
8.19
「万国宗教会議百周年記念大会」のインド大会がバンガロール、日本大会が伊勢で開催され、本会も代表団を派遣。シカゴ大会には、現地会員が参加
1994(平成6)年
11.3
「第6回世界宗教者平和会議(WCRP)」がバチカンとイタリアのリバデガルダで開催され、本会も参加。63カ国から宗教者、専門家約700人が参加。テーマは「世界の傷を癒す-平和をめざす宗教」
1995(平成7)年
5.22
「第1回日中韓仏教友好交流会議」が中国の北京で開催され、本会は唯一の新宗教教団として参加。中国、韓国、日本の仏教者約800人が出席。テーマは「黄金の絆」
1996(平成8)年
4.11
庭野日鑛会長がイスラエルを訪問し、中東和平に向け、諸宗教代表者や政府関係者らと意見交換
8.3
「第29回国際自由宗教連盟(IARF)世界大会」が韓国の益山で開催され、本会も参加
9.10
「第2回日中韓仏教友好交流会議」が韓国のソウルで開催され、本会も参加。3国から約1000人が参加。テーマは「21世紀における韓・中・日仏教の使命」
10.15
「第5回アジア宗教者平和会議(ACRP)」がタイのアユタヤで開催され、本会も参加。25カ国から約270人が参加。テーマは「我らアジアの隣人同士」
1997(平成9)年
8.2
比叡山宗教サミット10周年記念「世界宗教者平和の祈りの集い」が国立京都国際会館並びに比叡山延暦寺で開催され、海外18カ国からの宗教代表者をはじめ、国内から延べ4000人が参加。庭野日鑛会長が顧問として出席
9.29
庭野日鑛会長がボスニア・ヘルツェゴビナを訪問。ボスニア・ヘルツェゴビナ諸宗教評議会(ボスニアIRC)設立に向けて、世界宗教者平和会議(WCRP)国際委員会会長として、4宗教指導者らと意見交換
10.26
「第3回日中韓仏教友好交流会議」が本会京都教会と奈良の東大寺で開催され、本会も参加。3国から約650人が出席。テーマは「釈尊の教えを世界に」
※WCRP(世界宗教者平和会議)について
WCRPは、World Conference of Religions for Peaceの略称。
国際的には、Religions for Peace=RfPと称しています。
WCRPは、World Conference of Religions for Peaceの略称。
国際的には、Religions for Peace=RfPと称しています。