本部施設

大聖堂周辺

立正佼成会の本部には、大聖堂を中心に一乗宝塔や法輪閣などの施設があります。一つひとつの建物には法華経に示された「一仏乗の精神」が余すところなく表されています。

一乗宝塔

2000(平成12)年10月1日、一乗宝塔建立式が、立正佼成会本部の大聖堂および法輪閣庭園で行われました。庭野日敬開祖の入寂から1年。その教えや足跡、人徳をかみしめ、永久に継承していく顕彰事業の一つとして建立されました。

一乗宝塔は、多宝塔形式で法輪閣庭園の東側(大聖堂寄り)に建立されました。本体は直径2メートル70センチ。屋根と相輪部分はブロンズ製で、一乗宝塔全体の高さは約10メートル、幅約5メートルになります。

1999(平成11)年10月10日、庭野日敬開祖葬の席上、庭野日鑛会長が奏上した歎徳文に添い、庭野開祖への「追慕・讃歎・報恩感謝・継承・誓願」の真心を捧げるよりどころとして建立されたのが一乗宝塔です。塔内には、庭野開祖の「お舎利」とともに、法具(お数珠、おたすき、三部経等)が奉安されました。

一乗宝塔

法輪閣

法輪閣は世界の宗教者をはじめ各界の指導者が、平和について語り合い、行動する場として、1978(昭和53)年11月に完成しました。
海外からのお客さまにも仏の教えと日本文化・自然を知っていただきたいとの願いによって、館内には庭野日敬開祖の手による書画を原書として室礼が調えられ、日本庭園を備えています。
また2000(平成12)年10月1日には、入寂した庭野開祖「常住此説法(じょうじゅうしせっぽう)のご座処」として、庭園に一乗宝塔が建立されました。
法輪閣
十一面千手千眼観世音菩薩像

十一面千手千眼観世音菩薩像

法輪閣には「十一面千手千眼観世音菩薩像(じゅういちめんせんじゅせんげんかんぜおんぼさつぞう)」が安置されています。頭上の十一面は、人々の苦悩や願いをすべて見通すように十一面の菩薩の顔をそなえ、一つの手で25の世界を救うという手が40本あります。 観世音菩薩があらゆる手段をもって衆生を教化、救済する慈悲の象徴です。
庭野開祖原画 庭野開祖原画

綴織 「樹下成道図」(上)「初轉法輪図」(下)

庭野日敬開祖の原画を基に制作された法輪閣のロビーの2幅の綴織。これらの原画は、仏法に会い得た悦びや感謝の気持ちを込めて庭野開祖が自ら描きました。
「樹下成道図」には釈尊がブッダガヤの菩提樹のもとで悟りを開かれた時の尊容が描かれ、「初轉法輪図」には菩提樹下にて悟りを開かれた後、釈尊が初めて法(真理)を説く様子が描かれています。今まさに仏教が成立しようとしている歴史的な場面が描かれています。
来館された方に仏の教えが伝わるようにとの願いで飾られています。

立正佼成会 開祖記念館 庭野日敬の世界

開祖記念館は、庭野日敬開祖の生誕100年を記念して「開祖と出会い、開祖に学び、開祖を伝える」記念館を目指し、2006(平成18)年6月4日に開館いたしました。
館内は、庭野開祖の人柄・功績・教えの真髄を伝えることを目的に、庭野開祖の生涯を5つのステージにわけて展示しています。

原点である故郷・菅沼の四季の映像が流れる「シンボルプラザ」をはじめ、「世界宗教者平和会議」プログラム、「危険を冒してまで武装するよりも、むしろ平和のために危険を冒すべきである」と、国連軍縮特別総会において世界の為政者へ訴えた折の講演原稿など、世界平和を希求し続け人生を歩んだ庭野開祖の願いを、展示資料を通してお伝えしています。

立正佼成会 発祥の地・修養道場

発祥の地・修養道場は、大聖堂が完成する1964(昭和39)年まで本部が置かれていた場所です。当時の修養道場や妙佼殿のほか発祥の地記念碑などがあり、本会創立の精神を学ぶ聖地の一つとされています。
発祥の地 修養道場
発祥の地 妙佼殿
修養道場が建てられたのは1949(昭和24)年。創立から約10年の歳月が過ぎていました。120畳敷の広さを誇る建物でしたが、全国各地から続々と会員が詰め掛けたため、当時は庭園でも法座修行が行われていました。修養道場の2階には、庭野日敬開祖が家族を故郷の新潟に残し、法華経の研鑚に心血を注いだ部屋が残されています。
発祥の地 妙佼殿には長沼妙佼脇祖が愛用していた机や鏡台が、今もそのまま保存されています。1940(昭和15)年から1951(昭和26)年までの間、長沼脇祖が暮らしていた建物で、主に幹部育成の場として使われました。本会が初めて建設した道場の跡には、庭野開祖と長沼脇祖の銅像と共に発祥の地記念碑が建てられています。1987(昭和62)年に教団創立50周年を記念して建立されたものです。
発祥の地 記念碑

団参会館

本部には地方から参拝に訪れる会員たちのために、第二団参会館(収容人数2000人)があります。本部参拝者が旅の疲れをいやし、心安らかに修行ができるようにと配慮された会員用宿泊施設です。年間約30万人の会員が利用します。
第二団参会館
第二団参会館のロビーには庭野日敬開祖の構想による仏教ゆかりの三大霊山(霊鷲山、天台山、比叡山)の陶板壁画が飾られているほか、彫刻家の北村西望師が手がけた庭野開祖の銅像があります。この銅像は当初、法輪閣の庭園に設置されていましたが、一乗宝塔建立にともない、第二団参会館に移されました。

事務庁舎

布教活動の支援や平和活動の推進を円滑に行うため、さまざまな部署が設けられています。
事務庁舎

普門館

全日本吹奏楽コンクールなどでも活用され、「吹奏楽の甲子園」と呼ばれ親しまれた普門館。 収容人数は5000人。舞台間口(幅)は大型バス約3台分の34メートルでした。

普門館は、昭和45(1970)年、多くの人の心を豊かにする文化活動のために使い、その文化活動を通して世界が平和になっていくことを目的に建てられました。
「普門」とは、すべての人に門を開くという意味で、法華経の中に出てくる言葉です。
その原点は観世音菩薩、すなわち観音さまにあります。観世音菩薩は、すべての人を平等にいつくしみ、その人その人にふさわしい姿になって教えを説き(普門示現)、やすらぎと生きる希望を与えてくれる菩薩さまです。庭野日敬開祖は、その観世音菩薩の心を私たち一人ひとりが自分自身のものとして、人々に安らぎをもたらしていくことで穏やかで調和のとれた世界を作っていく大切さを教えています。
普門館
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