会長法話
機関紙誌『佼成』に掲載されている庭野日鑛会長の法話をご紹介します。
会員は、その月の会長法話をとおして、日ごろの自己を省み、精進を誓う機会としています。
会員は、その月の会長法話をとおして、日ごろの自己を省み、精進を誓う機会としています。
2020年12月
会長法話
清々しい毎日をおくる
コロナ禍に見舞われた今年、私たちは日常生活において大きな変容を余儀なくされました。では、不安や苦悩を抱いて多くの人が鬱々とした日々をすごすなか、仏の教えをいただくものとして、私たちはどのような毎日を送ってきたでしょうか。今年一年をふり返る視点とともに、新たな年を清々しい気持ちで迎えるための身心の姿勢を、法華経・法師功徳品の一節をとおしてご指導いただきます。
2020年11月
会長法話
『ありがたい』といえる幸せ
私たちは、人の善行を見ると「すばらしい」と感動し、他人事ながら嬉しくなったり、「ありがたい」と感じたりします。では、その感情はどうして起こるのでしょうか。私たちが「ありがたい」「うれしい」と思える理由とその功徳を、法華経・随喜功徳品の教えをとおしてご指導いただきます。
2020年10月
会長法話
心が変われば、生き方が変わる
いつ終息するかわからないコロナ禍にあって、さまざまな不安が私たちの心を覆っています。そんな心の動揺をぬぐい、むしろ前向きにとらえられる自分に転化していく心のありようを法華経・分別功徳品の一節をとおしてご指導いただきます。
2020年9月
会長法話
ともに悲しむ心
新型コロナウイルス感染拡大や自然災害などによる、つらく悲しいニュースに接することが多い昨今、私たちは信仰者として他者の悲しみをどのように受けとめて共有し、ふれあうことが大切なのでしょうか。法華経・如来寿量品の一節をもとに、私たちの心と姿勢についてご指導いただきます。
2020年8月
会長法話
むだなものはない
法華経・如来寿量品に「仏はあらゆる現象をとおして衆生を救う」と説かれていますが、私たちはそのことになかなか気づきません。つらいことの多い現実と向き合ういま、「救い」とは何か、信仰する意味とは何かを明らかにしたうえで、ものごとのすべてを智慧に変える心のありようをご指導いただきます。
2020年7月
会長法話
いま、自分にできることを
新型コロナウイルスの感染拡大によって外出自粛が求められているいまは、日ごろの言動や信仰のあり方を振り返るいい機会でもあります。ふだんにも増して、つい自己中心な思いにかられてしまいがちないま、菩薩としての自覚を深め、実践につなげていくことの大事を、法華経・従地涌出品をもとにご指導いただきます。
2020年6月
会長法話
怠け心に負けない
私たちは、日々こつこつと精進を重ねたいと思いながらも、心に湧く迷いや誘惑に負けてしまいがちです。そこで、信仰の目的を見失ったり、怠け心が頭をもたげたりしたとき、それをどう受けとめて、楽しく安らかな気持ちで仏道を歩むかを、法華経・安楽行品の一節をとおしてご指導いただきます。
2020年5月
会長法話
悠々として、心安らかに
善き縁になりたいと思って人に親切にしたりアドバイスを送ったりしても、批判や自己主張ばかりされると、相手を思う気持ちもなえてしまいます。そうした目の前の人の機根や理不尽なできごと、不都合な現象などに振りまわされない信仰者として心の姿勢を、法華経・勧持品の一節をとおしてご指導いただきます。
2020年4月
会長法話
偏った見方を越える
人と向きあうとき、相手の仏性を見ることが大事といわれます。しかし、実際には感情や先入観に基づく見方をしがちです。法華経・提婆達多品の一節をもとに、仏性とは何か、そして色眼鏡で見る目から真実を見る目へと切り替えるヒントをご指導いただきます。
2020年3月
会長法話
満足できる幸せ
欲はだれにでもありますが、何ごともほどほどのところで満足できる人とそうではない人とでは、何が違うのでしょうか。欲に振りまわされない日々の心のありようや心の姿勢を、法華経・見宝塔品の一節をとおしてご指導いただきます。
2020年2月
会長法話
生きがいをみつけよう
2月15日は釈尊の「涅槃会」ですが、私たちも釈尊と同様にやがて死を迎えます。そこで、法華経・法師品の一節をとおして、私たちが命をいただいた意味あいや、死に象徴される苦悩の受けとめ方、そして生涯にわたり生きがいをもって生きる姿勢についてご指導いただきます。