会長法話
機関紙誌『佼成』に掲載されている庭野日鑛会長の法話をご紹介します。
会員は、その月の会長法話をとおして、日ごろの自己を省み、精進を誓う機会としています。
会員は、その月の会長法話をとおして、日ごろの自己を省み、精進を誓う機会としています。
2022年12月
会長法話
人さまと、ともに幸せに――六波羅蜜
六波羅蜜の各徳目を、私たちの生活態度や身近な実践に引きつけて一つ一つていねいにご指導いただいた本年の最後は、その総まとめとして、布施から智慧のすべてに共通する菩薩の心と使命とともに、多難な現代社会でいま求められる、仏さまの願いに沿った実践についてご指導いただきます。
2022年11月
会長法話
みんなの幸せを願う心――智慧②
「智慧」を体得するヒントとして、「自我に固執する見解をうち破って、世界を空なりと観ぜよ」という釈尊のお言葉を前号でご紹介いただきました。では、その「空」とは何か、「空」の教えをどう受けとめ、日常で実践すれば「智慧」をいただけるのかについてご指導を頂戴し、六波羅蜜の教えの結びに向かいます。
2022年10月
会長法話
苦悩を生むもとを知る――智慧①
菩薩の「実践行」として、私たちの日常生活における実践徳目を示す六波羅蜜の最後に「智慧」がおかれ、その「智慧をいただくことが大切」といわれるのはなぜなのでしょうか。また、仏さまの「智慧」はどうすれば得られ、生活実践へとつながるのか──六波羅蜜の根幹の教え「智慧」についてご指導いただきます。
2022年9月
会長法話
信じるものがある幸せ――禅定
菩薩の実践を説く六波羅蜜にあって、禅定は行動の指針というよりも心の状態を示すもので、禅定の境地など凡夫にはほど遠いものに思えます。そこで、あらためて禅定の意味するところをお示しいただくとともに、日々のさまざまなできごとに禅定の心で向きあうためには何が大切かをご指導いただきます。
2022年8月
会長法話
ほんとうの自分を生きる――精進②
前号では「人を思いやり、善い行ないをする」という、当たり前のことを当たり前に行なうのが精進と教えていただきました。今号では、その実践をつづけるための心の姿勢や日常生活における着眼点とともに、私たちが精進する意味について改めてご指導いただきます。
2022年7月
会長法話
日常を当たり前に生きる――精進①
精進は「ひたすら仏道修行に努め励むこと」とされます。ただ、そのイメージどおり「強い意志と不断の努力による修行」となると、限られた人だけの特別なものに思えます。菩薩の実践徳目である六波羅蜜の一つとして、私たち在家の信仰者にふさわしい精進の受けとめ方と実践のあり方をご指導いただきます。
2022年6月
会長法話
慈悲の心で――忍辱②
前号では、「耐える」という印象の強い忍辱を、「我慢する」ものではなくて、誰にも自然に苦難を乗り越える力が具わっているといった前向きな教えとして受けとめるご指導をいただきました。今号では、菩薩の精進である忍辱が利他の実践といかに関わり、そのあり方はいかなるものなのかをご指導いただきます。
2022年5月
会長法話
我慢しない――忍辱①
忍辱というと「耐え忍ぶ」「我慢する」といったつらい修行が想起され、できれば避けたいと考えられがちですが、菩薩の精進である六波羅蜜の一つですから、けっしてつらく苦しい修行ではないはずです。私たちに忍辱が説かれる意味あいと苦の受けとめ方とともに、忍辱の実践についてご指導をいただきます。
2022年4月
会長法話
各自の感謝のしるし――持戒
一般に「戒めを守ること」と教えられる持戒ですが、菩薩の実践行である六波羅蜜の一つとして、「利他」ということを念頭におくとき、持戒とはどのような受けとめ方の、どのような実践になるのでしょうか。今号では、持戒にこめられた意味あいをあらためて解き明かしながら、持戒を実践するうえで大切な身心のありようをご指導いただきます。
2022年3月
会長法話
福田に種をまく――布施③
六波羅蜜の最初に示される「布施」の今日的な意味とは何か。財を蓄え、使うことと信仰生活にどのような関連があるのか──。1月号と2月号のご指導を受け、この3月号では、事例をとおして布施の一つのあり方をご教示いただき、同時にお布施を預かりする教団の姿勢についても具体的なご指導をいただきます。
2022年2月
会長法話
お金を貯める。お金を使う――布施②
一般的に、布施というと財施が思い浮かびます。また、なかには自らの執着を払うための修行徳目と理解される人もあるでしょう。では、そもそも布施とは何でしょうか。さらに仏教では、在家の信仰者にとっての財のあり方をどのようにとらえてきたのでしょうか。仏典に示される財施の意味あいと共に、布施と精進との基本的な関係について、今日的な受けとめ方も含めてご指導いただきます。