7月30日から8月7日まで、海外の青年が本部に集う「グローバル・ユース・ギャザリング2001」(海外布教課、青年本部主管)が行われました。今年は、ロサンゼルス、台湾、ブラジル、タイ、バングラデシュの本会海外教会・拠点から26人が、また本会と姉妹関係にある在家佛教韓國立正佼成會から19人、学林光ジュ生・海外修養生4人の合わせて49人が参加しました。集いは、遠く離れた国で活動するサンガ同士の縁を結び、交流を深めることが目的とされています。
参加者は7月30日、大聖堂、一乗宝塔、法輪閣を見学。翌日は、教学研修と法座修行を行いました。8月1日には大聖堂で「布薩の日」式典に参加したのち、事務庁舎で酒井教雄理事長と懇談しました。酒井理事長は「仏教では、自分の人生は努力をして自分で切り拓いていくものと教えられています。皆さんも仏教の勉強をたくさんして、意義ある人生を歩んでください」と激励しました。このあと、青梅練成道場へ移動し、多摩教区の大学生19人と2日間、親睦を深めました。
また一行は3日、庭野会長と法輪閣ロビーで対面。「9日間、しっかり勉強して帰国してください」との励ましを受けたあと、3、4の両日は本部で開催された「中学生ダルマワールド」のプログラムに参加しました。
5日には、広島へ移動。平和記念公園、原爆資料館を訪れました。翌6日には広島教会で行われた広島原爆慰霊祭に参列し、献花や感想発表を行いました。その中で在家仏教韓国立正佼成会の会員は、「教科書問題や靖国問題を含めて、これまで日本には好印象を持っていませんでした。でも、広島を訪れて日本も戦争の被害に遭っていたことを勉強しました。互いに正しく歴史を理解する努力をしていけば世界は平和になっていくと思います」と語っていました。
(2001.08.08記載)
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