佼成学園中学校アメリカンフットボール部・ロータス(顧問・東松宏昌教諭)は、1月3日、東京ドームで行われた「フラッグフットボール日本選手権」(主催=日本フラッグフットボール連盟)ジュニア(中学生)の部に東日本代表として出場し、初優勝を飾りました。
日本選手権は東日本、西日本各大会の優勝チームが、日本一を賭けて争うもの。この日は東日本代表の佼成学園ロータスと西日本代表の舞洲オリンポスジュニア(大阪)の対戦となりました。
佼成学園ロータスは昨年11月に行われた東日本選手権で初戦、桐蔭学園中学校を34対12、2回戦で東京電機大学中学校を36対26で下し、決勝に駒を進めました。決勝戦の相手は、佼成学園2年生チームのファイターズ。3年生チームのロータスが先輩の貫祿を見せ、33対6でファイターズを下し、日本選手権の出場権を手にしました。
相手の西日本代表・舞洲オリンポスジュニアは一昨年、カナダ・トロントで開かれた「NFLフラッグフットボール・ワールドチャンピオンシップ」(主催=ナショナル・フットボール・リーグ)で準優勝したこともある強豪チーム。接戦が予想されていましたが、安定した守備力と、ランとパスの調和のとれた攻撃で終始佼成学園が圧倒、27対0で舞洲を下し、中学日本一の栄冠に輝きました。
約50ヤードを独走し、タッチダウンを決めた武藤圭祐君(15)は、「相手には昨年、全国大会の決勝で負けているので、借りを返したかった。ボールを持ったら、思いっきり走り抜けようと決めていました」と試合後、熱く語りました。
フラッグフットボールはアメリカンフットボールのルールを易しくしたもので、1チーム5人で戦います。誰でも気軽に楽しめるようにと、身体接触を禁じているのが両競技の最も大きな違いです。1970年代に学校体育の授業に取り入れられ、現在、約7万人の小・中学生が競技に親しんでいます(全日本フラッグフットボール協会調べ)。
(2002.01.17記載)
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