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2002年01月17日 庭野日鑛会長、アッシジでの祈りの集いへ

1月24日、イタリア・アッシジで開催される「アッシジ平和祈願の日」の集いに、正式代表として庭野日鑛会長が出席することになりました。この集いは、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の呼びかけによって実現するもので、米国での同時多発テロ事件、アフガニスタン攻撃、中東地域の混迷などを踏まえ、全世界の諸宗教指導者が平和への祈りを結集します。庭野会長は、集いに参加するほか、前日(23日)にローマ市内で開かれるフォーラムでスピーチを行う予定です。

ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の呼びかけで行われる「アッシジ平和祈願の日」の集いは、1986年10月に次いで2回目。前回は、世界が冷戦と核の恐怖に脅えていた中で開催され、本会からは庭野日鑛会長が、庭野日敬開祖の名代として参加しました。
2回目の集いを開く理由について教皇は、テロ行為、戦争行為が続いていることに対し、諸宗教者が「対立関係の克服と純なる平和の促進していく」ことにあると説明。また、「特にキリスト教徒とイスラム教徒とが世界に向かって、宗教が紛争、憎しみや暴力の動機となってはならないことを強調すべき」「真の宗教心のうちにこそ、暴力や紛争に対する主要な防止策が見いだされることを世に示したい」とアピールしています。
今回のアッシジでの集いは、参加者たちがバチカン市国内の駅に集合し、教皇と共に教皇専用車でアッシジに向かうという異例のプログラムとなりました。1930年代にバチカン駅が完成して以来、教皇の専用列車が編成されたのは、2、3回しかありません。
午前8時30分にバチカン駅を出発し、約2時間でアッシジへ到着。同駅での歓迎式典後、聖フランシスコ聖堂前の広場に移動し、バチカン正義と平和評議会長官・バントゥアン枢機卿のスピーチ、諸宗教者による証、教皇のスピーチなどが行われます。
宗教別の平和の祈りのあと、聖フランシスコ聖堂前の広場で閉会式が行われ、英語、アラブ語とイタリア語で平和への共同誓約書を奏上。また教皇と共に、諸宗教者がキャンドルに点灯します。バチカン駅帰着は午後7時過ぎの予定です。
前日の23日には、ローマ市内で「平和の大義に向けての諸宗教の貢献」をテーマにフォーラムが開かれ、庭野会長がスピーチを行います。

(2002.01.17記載)