News Archive

2002年01月28日 北京での「中日民間友好団体責任者の集い」に松原外務部長が出席

日中国交正常化30周年を記念する「中日民間友好団体責任者の集い」が1月28日、中国・北京の人民大会堂で開催され、日中両国合わせて53の民間団体から約200人が参加、本会から庭野日鑛会長の名代として松原通雄外務部長が出席しました。

「中日民間友好団体責任者の集い」は、日中国交正常化30周年に当たり、本年開催が予定されている一連の記念行事の皮切りとして、中国日本友好協会と中国人民対外友好協会が主催したものです。日本からは、長年にわたり両国関係の発展と交流促進に寄与した23の民間団体が招聘を受けて参加しました。
席上、唐家セン(センは王へんに旋)中国外相、阿南惟茂・在中国日本大使の祝辞に続いて、宋健・中日友好協会会長、林義郎・日中友好議員連盟会長、村岡久平・日中友好協会理事長らがあいさつ。宋会長は、日中間の歴史に言及しながら、「戦後、両国関係の発展は、民をもって官を促し、官民あげて共に努力するという過程を経てきた。両国は国情も体制も異なり、一部に意見の相違が生じるのは不思議なことではない。大切なのは、友好の大局に立ち、意思疎通をはかり、相互理解を深めること」と述べ、次代を担う青年の交流を促進し、さらに両国関係を発展させていく重要性を強調しました。
このあと一行は、江沢民・国家主席に会見。江主席は、「中国と日本は、古くから交流の歴史があり、共に独自の文化を有している。互いの文化を尊重しながら、協力を強めていくことが大切。政府と民間はそれぞれ、相互補完的な役割を担っている。その中で、両国が共に成長しながら、平和な21世紀になるよう、未来に貢献していきたい」と述べ、一行を歓迎しました。

(2002.02.07記載)