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2002年05月21日 唐招提寺で趙樸初師三回忌

「趙樸初先生三回忌法要」(主催・日中韓国際仏教交流協議会)が5月21日、奈良市の唐招提寺で営まれ、仏教界の宗派・教団代表ら約30人が出席、本会から松原通雄外務部長、澤田晃成・中央学術研究所学術研究室長、滝瀬惠一京都教会長が参列しました。

法要では、小林隆彰・日中韓国際仏教交流協議会理事長(比叡山延暦寺学問所長)を導師に、同協議会が編纂した『佛教根本聖典』から『三帰依文』(パーリー語)を奏上。『般若心経』などの読経の後、参列者それぞれが焼香し、先達の足跡と人柄を偲びました。
中国、韓国、日本の仏教界の友好交流などに尽力し、庭野日敬開祖とも親交の厚かった趙樸初・前中国佛教協会会長は2000年5月21日に逝去。同協議会ではその功績を顕彰し、昨年10月、趙師が敬慕していた鑑真和上の廟(唐招提寺内)の隣に記念碑を建立しました。法要は同碑の前で厳修されました。来年以降も、趙師の祥月命日にあたるこの日に法要(「樸初忌」=仮称)の催行が計画されています。

(2002.06.05記載)