2002年06月05日
スリランカ仏教法王の一行が政府関係者との会見
スリランカ仏教法王ら一行が、６月５日、東京・千代田区のキャピトル東急ホテルで予防外交推進国会議員連盟の高村正彦会長（元外務大臣）らメンバー４人と会見しました。席上、スリランカ和平に向けた共同宣言文を手渡すと共に、紛争和解に対する日本政府の支援を要請しました。本会から山田匡男理事、松原通雄外務部長が同席しました。
会見の中で、アマラプラ教団法王特使（同教団事務総長）のコツゴダ・ダーマワサ大僧正は、２０００年８月、米国・ニューヨークの国連本部で開催された「宗教者・精神的指導者による『ミレニアム世界平和サミット』」での「真の世界平和のためには政治指導者と宗教指導者の協力が必要である」というコフィ・アナン国連事務総長の言葉を紹介しながら、スリランカ和平に対する日本政府の支援を求めました。
これに対して高村会長は、スリランカ和平のためには、反政府組織「タミル・イーラム解放の虎（ＬＴＴＥ）」がテロ活動をやめることが不可欠としながらも、同時に、多数派であるシンハラ人（仏教徒）側がまず相手に手を差し伸べることが大切だと指摘しました。その上で、「そういう意味で、仏教法王の皆さまが心から平和を希求され、行動を起こされていることを知り、大変うれしく思っています。私たち日本国民も物心両面から支援する用意があります。ぜひ、この国民的和解を進めて頂きたい」と述べ、スリランカ和平支援に前向きな姿勢を示しました。
(2002.06.12記載)
アーカイブ
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
2003年
2002年
2001年
