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2002年06月28日 ACRP6 メガワティ・インドネシア大統領あいさつ

インドネシア国民を代表してACRP6の開催を心より歓迎いたします。文化的、宗教的に多様な側面を持つジョグジャカルタで諸宗教者による大会が開かれることはとても意義深いことだと思います。
創造主である神は、多様な社会の中で単に人々が共通であれば問題が解決するとはお考えにならなかったでしょう。むしろ、多様な人々が一緒に暮らすことで寛容性が生まれ、お互いのベースとなっているものを真摯に見つめることができるのだと思います。
世界の中でアジアの果たす役割は、和解者としてのアジアであり、平和の建設者としてのアジアであります。そのためにも社会的寛容を進めることが必要なのです。
民主的で、平和で、繁栄する社会をつくるためには、人間性の尊重と社会正義の達成が不可欠であります。その意味で宗教者の果たす役割は益々重要になってくるでありましょう。ACRPの皆さまがこの高貴な目的を達成するために大きな力を発揮くださいますよう心より期待しております。

(2002.07.03記載)