庭野会長は、ACRP6の全体会議で議長を務めたほか、新役員の選出でACRP会長に再選されました。また会期中、アジア諸国の諸宗教者と交流。大会スタッフとの懇親の場も持ちました。
<ACRP会長として>
庭野会長は6月26日午前、ACRP会長として約1時間半にわたって全体会議3の議長を務めました。この全体会議は、5つの研究部会で議論された要点を中間発表するものです。壇上の中央に着座した庭野会長は、各研究部会の発表者を順番に紹介し、全体会議をコーディネートしました。
最後に議長コメントに立った庭野会長は、「研究部会の発表のようにアジアにはさまざまな問題があります。しかし、宗教者こそ一致団結して問題解決にあたってまいりたいと思います」と参加者に語りかけました。
27日の全体会議6では、正式代表によって、新しい管理委員、会長、事務総長を選出。庭野会長は、満場一致でACRP会長に再選され、壇上であいさつしました。
28日の閉会式では、インドネシアの受け入れ委員会への謝辞に立ち、同大会開会式に列席したメガワティ・インドネシア大統領はじめ、インドネシア委員会の尽力に謝意を伝えました。
また閉会式後、新たな管理委員、会長、事務総長による「第1回管理委員会」が開かれ、ACRP会長に再選された庭野会長も出席。席上、新実務議長、同副議長の選出にあたり意見を述べました。
<諸宗教者との交流>
大会期間中、庭野会長は、アジア諸国から参加した諸宗教代表とさまざまな場で交流しました。
中国佛教協会副会長の刀述仁師とは、宿泊先の庭野会長の部屋で懇談。今後のACRPのあり方などについて意見を交換しました。
またカンボジア仏教会大僧正のテプ・ヴォング師はじめ同国代表とも交流。席上、本会一食平和基金がカンボジアの国立仏教研究所の建設に協力してきたことに対し、庭野会長へ謝意が伝えられました。
会議の休憩中や移動中には、各国の代表が相次いで庭野会長のもとを訪れ、歓談。庭野会長も主な諸宗教代表に自ら声をかけ、旧交を温めました。
<大会スタッフを激励>
28日午前、庭野会長は、大会会場のホテル内にある日本事務局を訪れ、スタッフ、ボランティアを激励しました。
また同日昼には、ホテル内で現地会員、海外拠点代表を含む本会代表との「会長先生を囲む会員の集い」に参加。あいさつに立った庭野会長は、「ここジョグジャカルタで国際色豊かな立正佼成会のメンバーとお会いすることができて感激しています。皆さまはACRPのボランティアをされる中で、いろいろと大変な思いをされていると伺っています。しかし『容を修する』という聖徳太子の言葉があります。これは、私たちが柔軟な心になり、人から何かを言われても、腹を立てることなく、自分を反省しつつ、にこやかにお役をさせて頂く――そのように心を無限に広くしていかなけれならないという意味です。お互いさまに、こうした心で国際的なボランティアに取り組み、少しでもお役に立たせて頂きたいものです」と述べました。
(2002.07.03記載)
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