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2002年07月12日 中央学術研究所が、長野県で「第8回法華経国際会議」開催

「第8回法華経国際会議」(主催・中央学術研究所)が7月12日から16日まで、長野県志賀高原のホテルで行われました。今回のテーマは『法華経と禅仏教』。国内外の仏教学者、神学者12人はじめ、本会の職員ら23人が参加しました。

同会議の研究会では、各参加者が論文を提出し、意見を発表しました。主に菩薩行を説く法華経と、瞑想や座禅といった修行によって、自らを見つめていく禅との関わりについて議論が展開されました。『禅の智顗観、天台智顗の禅観』(南山大学のポール・スワンソン教授)、『法華経と、道元の禅解釈』(遊佐道子・西ワシントン大学教授)の論文のように、天台仏教における禅の実践、法華経が禅や禅僧に与えた影響などが多く話し合われました。このほか、脳死、臓器移植などについても言及され、仏教から見た生命倫理について意見が交わされました。
また、16日夕方には、法輪閣第一会議室でシンポジウムが行われ、約30人の出席者を前に会議の成果が報告されました。
なお、参加者は14日、長野中央教会を訪問、盂蘭盆会式典に参列しました。

(2002.07.24記載)