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2002年09月10日 脇祖さま報恩会

多くの人々を救い、会員から「慈母」と慕われた脇祖さま。庭野日敬開祖と共に本会の礎を築いたその遺徳を偲び、報恩感謝の誠を捧げる「脇祖さま報恩会」が9月10日、大聖堂はじめ全国各教会で行われました。大聖堂には、全国から4500人の会員が参集しました。

式典では、青年女子部員20人による奉献の儀に続き、庭野会長を導師に読経供養、報恩讃嘆文奏上が行われました。ビデオ『脇祖さま ただひたすらに』が放映されたあと、本庄教会の長沼利光教会長が説法を行いました。
このあと、庭野会長が法話に立ち、「脇祖さまは、『まず人さま』ということが大事とご指導くださっています。大変やさしい言葉で表現されていますが、信仰者として一番肝心なことです。自己中心の心が強い私たちが、信仰の道に入り、修行させて頂く。それは、つまり、人さまの心になるということであり、そこに救われがあります」と信仰者の心構えを説明しました。
また、釈尊が出家し、悟りを開いた後、布教伝道に歩いたことに触れながら、信仰の真の目的に言及。「自らの救われを願って、入会された方がほとんどでしょう。ですが、信仰とは、ただ単に個人的な救われが目的ではありません。人は自分だけが救われたからといって、心安らかに満足できるものではない。すべて世界全体が救われないかぎり、私たちの本当の救いはない。これが仏さまの教えであり、そこに気づくことが開祖さまの言われる『一乗』ということだと思います」と述べました。

(2002.09.11記載)