庭野日敬開祖の生誕から96年にあたる11月15日、「開祖さま生誕会」式典が大聖堂で執り行われました。11月15日は、庭野開祖の誕生日であり、久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊が本会のご本尊として勧請された日。また11年前には、庭野開祖から庭野日鑛会長への「法燈継承式」が行われました。本会にとって意義深いこの日の式典では、庭野光祥次代会長継承者が読経供養の導師を務めました。大聖堂には団参参加者ら約5000人が参集。大聖堂の模様は全国に衛星中継され、各教会でも式典が行われました。
聖壇上には、庭野開祖の写真が飾られました。卆寿の年(1995年)、故郷・新潟県十日町市菅沼を訪れた際に、撮影されたものです。大聖堂正面玄関でも、笑顔で手を振る庭野開祖の写真が、参拝者を迎えました。
式典では、各教区代表の青年女子部員20人による「奉献の儀」のあと、読経供養が行われました。導師を務めた庭野光祥次代会長継承者は、報恩謝徳の誠を捧げ、更なる精進を誓う庭野会長の「啓白文」を奏上しました。
次いで、庭野開祖の足跡を振り返るVTR『神仏にみちびかれて~み教えの胎動から誕生』が上映されました。VTRの合間には、「奉納神楽」として、庭野開祖も舞ったという『菅沼神楽』が同保存会のメンバーによって披露されました。
続いて、会員を代表して、宮崎教会青年部長が、青年部員との触れ合いを重ねる中で自身を振り返り、夫の両親へ感謝が足りなかったことに気付いた体験を発表。多くの人々の支えの中で生かされている感謝を述べるとともに、より一層布教伝道に励むことを誓願しました。
参加者全員で讃歎歌『誓いを胸に』を合掌したあと、庭野会長が登壇。庭野会長は庭野開祖の教えを解説しながら、内省すること、「まず人さま」という気持ちで、多くの人に救いの手を差し伸べることの大切さを会員に示しました。
最後に庭野会長を導師に、お題目三唱が行われ、式典は終了しました。
(2002.11.20記載)
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