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2003年01月30日 解脱会本部で新宗連の理事会開催

新宗連(新日本宗教団体連合会)の第22期第6回理事会が1月30日、東京・新宿区の解脱会本部で開催され、理事25人(委任状提出者含む)はじめ全国11総支部の役員など計81人が参加しました。本会から庭野日鑛会長(新宗連副理事長)、山野井克典理事長(同理事)、松原通雄外務部長(同企画委員会副委員長)が出席しました。

理事会では、解脱会信者による「拝礼行事」、岡野聖法・解脱会法主、深田充啓・新宗連理事長のあいさつに続き、「平成15年度事業計画案」「平成15年度予算案」「平成14年度全国総会決算」などの事案が審議され、了承されました。また、新たに大和教(宮城県塩釜市)の新宗連加盟が認められました。
このあと、各報告事項に移り、新宗連結成50周年事業として今月タイで行われる「ナムトクの丘・世界平和祈念の集い」の実施内容や、各委員会報告が発表されました。また、先ごろ中央教育審議会から出された教育基本法の見直しに関する中間報告で「宗教に関する教育」が焦点の一つになっていることから、日宗連(日本宗教連盟)=新宗連はじめ5団体で構成=として、宗教教育の重要性を強調するとともに、そのシステムづくりにいかなる協力も惜しまないとする意見書を同審議会に提出したことが報告されました。
理事会に続いて、学習会が行われ、伊豆見元・静岡県立大学国際関係学部教授が『東アジア情勢と北朝鮮問題』をテーマに講演しました。伊豆見教授は、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の核開発問題は北東アジアの安全保障を損ねるのみならず、核兵器の他国への売却も考えられ、新たな核軍備競争を生みかねない重大事であると指摘しました。その上で、今後の行方として、「北朝鮮が全面的に妥協する」「アメリカが北朝鮮を攻撃する」という両極端の可能性に言及しながら、「今年一年、北東アジア地域は試練の年になるだろう」と結論づけました。

(2003.02.07記載)