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2003年01月20日 WCRP日本委婦人部会が難民支援団体に支援金贈呈

WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会婦人部会は、日本国内に滞在する外国人難民の支援活動を行う「特定非営利活動法人難民支援協会」と「カトリック中央協議会日本カトリック難民移住移動者委員会」に対して支援金を拠出することを決定し、1月20日、普門館特別応接室で、同部会の泉田佳子部会長から両団体の代表に支援金50万円が手渡されました。

両団体は、2年前から共同で、日本国内の外国人難民支援活動にあたっています。一昨年の米英両軍によるアフガニスタン攻撃以降、同国から日本に逃れて来る人々が急増したことから、現在、特にアフガンの人々の支援活動に力を入れています。これらの人々のほとんどは日本への入国が認められず、長期間、収容所での生活を余儀なくされました。出所後も、日本政府から難民認定を受けられず、住居や就労、医療、精神状態などの面で多くの問題に直面しています。
懇談の席で、難民支援協会の鈴木律文副代表は、アフガンの人々のこうした現状や、これまでの同団体による支援活動の内容を説明した上で、「アフガンの人々をはじめ国内のすべての外国人難民が自立できるようなシステムの確立に向けて今後も努力していきたい」と述べました。これに対して泉田部会長は、同部会でもこれまでカンボジアやアフガニスタンなどの難民支援活動に積極的に取り組んできた経緯を説明しながら、「少しでもみなさんのお役に立たせて頂きたいと思います」と応えました。

(2003.01.31記載)