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2003年04月18日 平成15年次「一食平和基金」の第一期資金助成先決定

平成15年次「立正佼成会一食平和基金」(資金助成プログラム)の第1期支援先が、このほど同運営委員会(委員長=松原通雄外務部長)から発表されました。同基金では、今年次、4期に分けて審議を行い、支援先を決定します。第1期の支援総額は3179万円。22の団体が進めているプロジェクトに充てられます。

今回、支援が決定した21件のうち、新規は11件。「特定非営利活動法人 難民を助ける会」は、カンボジアで、主に地雷の被害やポリオの後遺症などで障害を負った人々を対象とした職業訓練学校を開設、経済的自立のための支援を行っています。このプロジェクトに対し、300万円の支援が決定しました。また、フィリピンの最貧困地域であるルーゾン島で、キリスト教の精神に基づき、子供たちの教育に取り組んでいる団体「サン ベニト シパグ コ」に100万円が支援されることになりました。
2003年の11月末から12月上旬にかけて神戸で開催される「第7回アジア・太平洋地域エイズ国際会議」には、130万円を支援、主に海外から参加する研究者らの登録料などに役立てられます。一方、継続の支援はタイのHIV感染者を中心に、エイズの知識向上と予防に取り組む「シェア=国際保健協力市民の会」の活動や「第9回国連北東アジア金沢シンポジウム」の開催費など、全11件に決定しました。

(2003.04.18記載)