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2003年04月25日 アフリカへ毛布をおくる運動概要

「アフリカへ毛布をおくる運動」(主催・同運動推進委員会)が5月1日から6月30日まで、全国各地で実施されます。運動がスタートして19年。今年も立正佼成会では、会員が中心となって、戸別訪問を中心とした市民へのPRや収集活動を展開します。

運動がスタートしたのは1984年。当時、アフリカは未曾有の大干ばつに見舞われ、エチオピアだけでも100万人以上の死者を出したといわれています。こうした状況に加え、寒暖の差が激しい環境のもと、着の身着のままで過ごす被災者のいのちを守るため、緊急に必要とされたのが「毛布」でした。ユニセフのジェームス・グラント事務総長は、毛布200万枚の緊急アピールを全世界に発信しました。これを受け、日本では、外務省の呼びかけにより、官民合同の「アフリカへ毛布を送る会」(森繁久彌会長)を発足。全国規模で活動を展開し、171万枚を収集、アフリカにおくりました。
以後、本会を含めたNGO(非政府機関)や国連機関によって地道な啓発、収集活動が続けられています。この19年間で310万5176枚の毛布がアフリカ各国など、20カ国以上に届けられました。また、立正佼成会では毎年、会員による「配布ボランティア隊」を派遣し、現地の人々に、直接毛布を手渡しています。本年の概要は以下のとおりです。

【毛布収集キャンペーン期間】
5月1日(木)~6月30日(月)※最終日倉庫必着

【目的】
1、アフリカ諸国の毛布のニーズに応え、彼らの苦境を少しでも和らげるお手伝いをさせて頂くこと
2、日本国内において、人々が自らの使用している毛布をアフリカの人々と分かち合うことによって、ともすれば自己中心的になりがちな意識を、分かち合い、思いやりへと転換していくこと。

【アフリカへ毛布をおくる運動推進委員会】
1、構成団体 アフリカ協会、AMDA、JHP・学校をつくる会、日本国際ボランティアセンター(JVC)、立正佼成会
2、後援団体 外務省、国連広報センター、国連世界食糧計画(WFP)日本事務所、国連難民高等弁務官(UNHCR)日本・韓国地域事務所、日本ユニセフ協会
3、協力団体 日本通運株式会社

【配布予定国】
エチオピア、エリトリア、アンゴラ、モザンビークなど

【毛布の規定】
アフリカへ毛布を船送する際、船中で虫が発生する可能性がありますので、新品の毛布以外は必ず洗濯してからお出し頂くようお願いいたします。毛布以外の物(古着、布団、夏がけ、こたつがけ)や綿毛布、穴の開いた毛布、古く汚れた毛布、幼児サイズの毛布は受付けできませんのでご了承ください。

【毛布送付先】
「日通大黒毛布係」〒230-0054神奈川県横浜市鶴見区大黒埠頭15番地 日本通運株式会社大黒国際貨物センター
045(503)2222
※土日祝日は閉鎖

【毛布輸送金】
現地の人々の手に届くまでの海外輸送費として、毛布1枚につき900円のご協力をお願いします。 郵便局口座「アフリカへ毛布をおくる運動事務局」00110―6―351756
協力金締め切り 9月30日

【メッセージについて】
毛布とともにメッセージをつけて頂くと、現地の方々に大変喜ばれます。簡単な英語を適当な大きさの布に書き、毛布に縫い付けてお出し下さい。名前も忘れずにご記入下さい。あわせてイラストも大変喜ばれます。(布のサイズ規定は特にございません。)
英文例:Peace and Love(平和と愛)
Thinking of you(あなたのことを思っています)
Always with you(いつもあなたと一緒です)
Praying for peace(平和を祈ります)
We are one family(私達は家族です)
Praying for your happiness(あなたの幸せを祈っています)

【音声自動案内による問い合わせ】
0180(99)3680

【ホームページアドレス】
http://www.mofu.org

(2003.04.25記載)