News Archive

2003年04月25日 「イラク緊急救援募金」など、各地で平和行動

フセイン政権の崩壊から2週間余りが過ぎました。イラク国内の治安は徐々に回復に向かっていると伝えられますが、市民の生活を支えるインフラ(社会基盤)やライフライン復旧の見込みは立っていません。こうした状況に対し、全国教会は引き続き「イラク緊急救援募金」の呼びかけ、犠牲者追悼の「祈り」などを行っています。

イラク戦争の被災者にまごころを届けようと、多くの教会が「イラク緊急救援募金」に取り組んでいます。新潟教会は4月10日から連日、JR新潟駅北口周辺で募金活動を実施。同所には、授業を終えた高校生や大学生などが自発的に集合し、イラクの現状や募金の主旨を自分たちの言葉でアピールしながら、午後8時まで街頭に立ち続けています。同教会では募金活動を地域に定着させるため、5月18日の「青年の日」まで継続するそうです。
このほか、20日には福岡教会の青年部員たちが、同市の繁華街・天神周辺で街頭募金を行いました。この募金活動は、ゴールデンウィーク期間や「青年の日」にも多くの教会で予定されています。
一方、イラク戦争の経緯と現状を学び、平和のための祈りを捧げ、話し合いを行う教会もあります。山口県下6教会は20日、徳山市(現・周南市)の大津島で行われた「回天合同慰霊祭」(新宗連青年会=新日本宗教青年会連盟=山口県委員会主催)に参加しました。回天記念館前での式典では、代表者が独自に作成した「祈りの言葉」を朗読。テロやイラク戦争で犠牲となった人々の冥福を祈ると共に、参加者一人ひとりが世界平和実現の担い手となることを誓いました。また同日、日立教会は教会道場で「青年の日」の事前学習会を開催。その中で、イラク戦争に関する話し合いの場を設けました。参加した小・中学生からは、「どんなことがあっても戦争はいけないと思う」「学校の友だちと平和について話し合いたい」などの意見が寄せられました。

(2003.04.25記載)