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2003年07月17日 佼成出版社から『把手共行 庭野日敬追悼集二』発刊

『把手共行 庭野日敬追悼集二』(開祖顕彰事業推進室編)が7月17日、佼成出版社から発刊されます。これは、『佼成新聞』に2001年11月から2003年6月まで掲載された22人の追悼寄稿を集成したもの。本会の庭野開祖顕彰事業の一環としては、2001年11月に追悼集の第1巻『異體同心』が刊行されており、各界・各層の識者からの追悼寄稿は両巻合わせて延べ50編となります。第2巻の本書でも、前巻と同様、法華経による人心の救済、宗教協力を基盤とした世界平和の実現に一身を捧げた庭野開祖の生涯が、各氏の思い出とともに語られています。

『佼成新聞』では2000年2月、庭野開祖の業績を顕彰し、その人柄を偲ぶ「特別寄稿」の掲載をスタートし、2003年6月までに庭野開祖と親交の厚い宗教界、学界などの識者50人から原稿が寄せられました。前半28人の寄稿は庭野開祖追悼集の第1巻『異體同心』としてまとめられ、2001年11月に佼成出版社から発刊されています。
本書『把手共行』は『異體同心』に続く庭野開祖追悼集の第2巻で、石原慎太郎東京都知事(『わが人生の大導師』)から薗田稔・秩父神社宮司(『あの包容力あふれるお人柄と大きさ、思い出は今も脈々と』)まで後半22人の追悼寄稿を集成。各氏が思い出深いエピソードを披歴しながら、それぞれの視点から「庭野日敬像」を描出しています。熱のこもった筆致は、庭野開祖の包容力に満ちた人柄、笑顔のぬくもりと同時に、宗教協力を基盤とした世界平和の実現を志し、半生をかけて尽力した姿を伝えます。また、庭野開祖の「平和活動・社会活動」にまつわる年譜、テンプルトン賞受賞記念講演、国連40周年記念シンポジウムのスピーチ原稿などの資料、足跡を振り返るカラー写真も収載されており、庭野開祖が平和実現に捧げた生涯をあらためてかみしめる上で、有益な一冊です。
山野井克典理事長は本書「あとがき」の中で、「教団の中におきましても、庭野開祖とともに修行し、同時代を生きた先輩方が少なくなってきております。そのような意味合いからも、庭野開祖と直接にお会いになり、親交をもたれてきた先生方の貴重なお言葉の数々を、私どもはますます心して拝読しなくてはならないと思わせて頂いております」と、庭野開祖の遺徳を学び、その志を後世に伝えるための一助として本書が活用されることに期待を寄せています。
A5判変型・上製で口絵カラー32ページ、本文272ページ、頒価は1200円。申し込みは各教会の文書布教部長、支部文書責任者まで。

【執筆者一覧(掲載順・敬称略)】
石原慎太郎(東京都知事、全国フォーラムネット会長)
ジョン・テイラー(前WCRP=世界宗教者平和会議=国際委員会事務総長)
インゲボルグ・ジャック(ホーマー・ジャック博士夫人)
ジョン・ビューレンズ(前ユニテリアン・ユニバーサリスト協会会長)
渡邊惠進(天台座主)
北畠清泰(宗教ジャーナリスト)
廣瀬靜水(大本総長、人類愛善会名誉会長)
森政弘(東京工業大学名誉教授)
ラファエル・ファリーナ(バチカン図書館館長)
塚本啓祥(東北大学名誉教授)
ウイリアム・ベンドレイ(WCRP国際委員会事務総長)
リカルド・ベンツリーニ(ローマ国立大学教授)
國弘正雄(英国エジンバラ大学特任客員教授)
宝積玄承(臨済宗妙心寺派東光寺住職)
明石康(元国連事務次長)
野上芳彦(全国フォーラムネット理事長)
林馨(弓矢八幡教主)
杉谷義純(WCRP日本委員会事務総長、天台宗寛永寺円珠院住職)
岩田日見(波木井山円実寺住職)
増永俊一(ジャーナリスト)
古谷三敏(漫画家)
薗田稔(秩父神社宮司)

(2003.07.15記載)