WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会の「第80回理事会・第78回評議員会」が1月29日、法輪閣第一会議室で開催され、理事10人、評議員37人(それぞれ委任状提出者を含む)が参加しました。本会から庭野日鑛会長(WCRP日本委常務理事)、山野井克典理事長(同評議員)、山田匡男理事(同評議員)、松原通雄外務部長(同評議員)が出席しました。
冒頭、白柳誠一理事長があいさつし、「日本は自衛隊のイラク派遣をめぐり大きな岐路に立っている」とした上で、「私たち宗教者はこの問題について真剣に論議し、宗教者としての良心を積極的に表していく必要がある」と述べました。
平成16年度予算案、同事業計画案、委員会人事などが審議、承認されたあと、昨年12月に発生したイラン地震に対してWCRP平和開発基金から日本赤十字社を通して100万円の緊急支援がなされたことや、WCRP日本委が参加申請を行っている「2005年日本国際博覧会」(愛知万博)の選考状況などが報告されました。また、昨年12月、庭野会長がスリランカを訪問し、同国の和平に向け仏教法王らと懇談した様子が松原外務部長から報告されました。WCRP日本委は、昨年6月、本会のコーディネートにより同国仏教法王が来日した際、協力団体として尽力しました。
一方、イラク問題に対しては、宗教者として現地の情勢を注意深く見守りながら、今後も必要に応じて具体的な取り組みを実施していく意向が確認されました。
理事会・評議員会に引き続き、法輪閣大ホールに会場を移して「新春の集い」が行われ、WCRP日本委役員、同賛助会員、各宗教代表者、報道関係者など約200人が参加しました。乾杯のあいさつに立った庭野会長は、「今後も世界に目を向けながら、足元をしっかりと見つめ平和活動にまい進させて頂きたい」と述べました。
(2004.02.06記載)
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