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2004年04月03日 ゆめポッケ親子ボランティア隊が帰国

昨年の「ゆめポッケ・キッズキャンペーン」で集められたポッケを配布するため、3月23日から3隊に分かれてボスニア・ヘルツェゴビナ、レバノン、英国・北アイルランドを訪れていた「ゆめポッケ親子ボランティア隊」の一行57人が4月3日、現地での配布活動を終えて帰国しました。

昨年4月20日から8月31日までのキャンペーン期間中に全国から寄せられた「ゆめポッケ」は5万3886個。ポッケは今回、ボランティアが訪れた3カ所のほか、アフガニスタン、スリランカ、パレスチナ(ガザ地区、ヨルダン川西岸)の子供たちに届けられます。
ボスニア隊(20人)は、特定非営利活動法人「ジェン」(JEN)の協力でサラエボ、ゴラジュデの19の小学校で低学年の児童に約5000個のポッケを配布。また、サラエボ市内にある戦争犠牲者の合同墓地で慰霊供養を行いました。
カトリックとプロテスタントの争いや差別が続く英国・北アイルランドを訪れたボランティア隊(19人)は、双方の和解を進める「コリメーラ共同体」の案内で12カ所の小学校を訪問。ポッケを配布し、歌や踊りを通して交流しました。また、争いの犠牲となった人々の慰霊碑を訪れ、読経供養を行いました。
レバノン隊(18人)は、首都ベイルートを中心にパレスチナ難民キャンプで配布活動を展開しました。パレスチナでイスラーム原理主義組織ハマスの精神的指導者ヤシン師が殺害された直後の訪問ということもあり、緊張状態の中での配布となりましたが、現地受け入れ団体「社会福祉と職業訓練全国協会」、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の全面協力を得て、幼稚園児や小学生にポッケを手渡しました。

(2004.04.09記載)