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2004年05月31日 新宗連「第17回教団人セミナー」開催

『オウム真理教事件が残したもの』をテーマに新宗連(新日本宗教団体連合会)の「第17回教団人セミナー」が5月31日、東京・代々木の新宗連会館で行われ、7教団から26人が参加しました。本会からは庭野光祥次代会長、庭野統弘氏はじめ今井克昌・中央学術研究所所長が出席しました。

光祥次代会長の出席は、昨年7月に熱海で行われた第15回セミナーに続いて2回目となります。
当日は、精神医学史家で上野メンタル・クリニック院長の小俣和一郎氏と宗教研究者の島田裕巳氏が講演しました。その中で、小俣氏は、オウム真理教事件のすべての原因を麻原彰晃・元代表(松本智津雄被告)の「狂気性」だけに求める風潮は危険であると指摘。教団の体質や思想、行動目的が、戦前の日本軍部の精神構造や行動と相似していることをあげ、日本人として直視したくない問題に社会全体が目を向けていくよう訴えました。
このあと、講演を踏まえ、グループ討議、全体会で意見が交わされました。

(2004.06.04記載)