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2004年06月27日 山野井理事長、スリランカでのACRP執行委員会に出席

ACRP(アジア宗教者平和会議)の執行委員会が、6月27日から29日までスリランカ・コロンボ市内のホテルで開催され、庭野日鑛会長(ACRP会長)の名代として山野井克典理事長が出席しました。

委員会では、2002年に開催されたACRPインドネシア大会後に設立された「アジア諸宗教平和フォーラム」が提案した「インドネシアにおける諸宗教青年の協力プログラム」が承認されたほか、次回大会の開催時期は2007年を目途に調整されることになりました。また、現在、4つある常設委員会の中から毎年1つの委員会に重点的に財政支援することになっており、今年は「和解・安全保障委員会」を重点支援することが合意されました。席上、山野井理事長は、「世界平和を目指す上でアジアの役割は重要。困難な道だが、まず宗教者が語り合い、共通点を見出しながら、平和実現に向けての方策を模索したい」と述べました。
28日には、スリランカ北東部のナマルワット村で、「仏教四法王平和開発基金」が進める「雨水貯蔵溜池プロジェクト」の起工式が行われ、執行委員会のメンバーが参加しました。スリランカでは、内戦により人々の生活基盤であった溜池が破壊されました。同国の復興にとって、溜池の修復は緊急の課題となっています。同プロジェクトにはWCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会、全日本仏教会、本会も資金援助を行う予定です。一行は、村人たちが見守る中、ヒンズー教、仏教、イスラームの各寺院で祈りを捧げました。また、同基金のダヤ・ペレラ副理事長が同プロジェクトの経過を報告し、特に日本の宗教者の支援に対して謝意を表しました。

(2004.07.09記載)