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2004年08月14日 新宗連の「8・14式典」に庭野会長が新宗連理事長として出席

新宗連(新日本宗教団体連合会)、新宗連青年会(新日本宗教青年会連盟)共催による「第39回戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典」が8月14日夕、東京・千代田区の国立・千鳥ヶ淵戦没者墓苑で行われ、6月に新宗連理事長に就任した庭野日鑛会長が、同理事長として初めて出席しました。式典には、新宗連加盟33教団から3800人が参加しました。

同式典は、すべての戦争犠牲者に慰霊の誠を捧げ、絶対非戦と平和への誓いを新たにすることを目的に昭和37年から実施されています。
主催者を代表してあいさつした庭野会長は、イラク問題の平和的早期解決を願い、新宗連が今年5月1日から「祈り」「提言」「行動」を柱とした「イラクの平和実現への祈り」を捧げる運動を展開してきたことを説明しました。また、宗教者が目指す平和は、軍事力による外面的な活動ではなく、互いを尊重し礼拝する内面的な活動であるとし、「平和は遠いところにあるものではなく、私たちの足下にあるものです。そのことをよくかみしめ、今日、ここに集う私たちが生かされていることへの感謝を新たにし、平和への誓いを致したい」と述べました。
続いて、青年女子69人がキャンドルを、青年代表2人が全国から寄せられた折りヅルを、それぞれ六角堂の祭壇に捧げました。折りヅルは、12月にスイス・ジュネーブで開かれるエイズ防止に向けた国際会議の際、奉納される予定です。本会を含む14教団が教団別礼拝を行ったあと、新宗連青年会の力久道臣委員長が、「すべてのいのちを尊ぶ世界」の実現に向け、世界平和を願い絶対非戦を誓う「平和へのメッセージ」を発表。参加者全員が黙とうによって「平和の祈り」を捧げました。「祈り」は、全国でも一斉に行われました。
教団別礼拝で祈りを捧げた青年部員は、「第二次世界大戦で祖父が戦死しており、千鳥ヶ淵戦没者墓苑には子供のころから参拝しています。今回は教団別礼拝で脇導師のお役をさせて頂き、特に祖父も喜んでくれたのではないでしょうか。今日を機に、平和への願いが一層深まりました」と語りました。

(2004.08.20記載)