聴覚に障害を持つ会員を対象とした「アイラブ団参」(主催・アイラブ団参実行委員会)が9月19、20の両日、第二団参会館と法輪閣で開催されました。昨年に続き2回目の開催となる今回は、聴覚障害者の会員35人をはじめ、手話に関心を持つ会員など、全国25教会から約120人が参加。幅広い地域と年代の聴覚障害者が集い、親交を深め合いました。また、2日目の式典では庭野光祥次代会長があいさつを述べました。
昨年9月、初の試みとして実施された同団参は、手話通訳を介して教えや体験説法に直接、触れられると同時に、各地の聴覚に障害者を持つ会員の「交流の場」として参加者たちに好評を博しました。今回の実施は、前回参加者の継続を望む声を受けたものです。特に、昨年の日帰りプログラムを1泊2日にするなど、参加者同士の交流に重点が置かれました。「2日間、多くの仲間と出会えたことがうれしかった」と参加者の一人は語りました。
また昨年は、東京教区手話サークル「しゅわっち」主催で開催されましたが、今回は本部教務部(教育グループ)が共催しました。全国各教会への連絡窓口、施設使用に関する調整など、開催前から当日の運営面まで全面的に支えました。
一方、同団参には手話に関心を持つ会員も多数参加。障害の有無を超えた交流も広がりました。「聴覚障害者の豊かな表現力や表情のおかげで、心が通じ合い、密度の濃い触れ合いが持てました。もっと手話を覚え、教会でも活用できたら」と、ある参加者は笑顔で感想を語りました。
19日、参加者たちは通常のゆとり団参プログラムに臨んだあと、第二団参会館食堂で「アイラブ団参の集い」に出席。同団参への期待などを発表し、全国から集まった仲間と親睦を深めました。
翌20日には、法輪閣大ホールで式典が行われました。昨年に引き続き光祥次代会長が臨席する中、代表者2人が手話を用いて体験説法を行いました。
このあと光祥次代会長次代会長があいさつに立ち、「障害を持った皆さまに活躍して頂くことで、多くの方が障害に対する理解や関心を深め、手話通訳者をはじめとする人材の育成が進んでいくことを願っています」と語りました。
式典終了後、参加者は昼食を共にしながら、2日間で得た感動や気づきを分かち合いました。
(2004.09.24記載)
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
2003年
2002年
2001年