世界の宗教者が時を同じくして平和のために祈りを捧げる「世界平和祈りの週間」が10月17日から24日まで行われました。同プログラムが30周年を迎えた今年、立正佼成会では会員の誓願による「世界平和祈りの言葉」を作成。大聖堂、各教会、各家庭で唱和し、平和に向けた具体的実践を確認しあいました。一方で、地域の諸宗教者と合同による集いが各地で活発に展開され、宗教宗派を超えた祈りが捧げられました。
18日、東松山教会は、市内の日本キリスト教団東松山教会礼拝堂で集いを行いました。会員20人が参加。「祈りの言葉」を唱和したあと、金岡秀樹牧師が1時間にわたり説教しました。奈良教会奈良支部は20日、東大寺大仏殿で「祈りのつどい」を行いました。式典には、同支部の会員34人が参加。「世界平和祈りの言葉」の「意義と目的」を唱和したあと、華厳宗の祈り、本会の「祈りの言葉」が読み上げられました。続いて狹川普文・華厳宗教学部長があいさつに立ち、「大仏さまのお膝元で皆さまとともに祈りを捧げられたことをうれしく思います。一人ひとりが世界のために何ができるかを考えていきましょう」と述べました。
21日、福島教会は県内にある霊山寺境内で「平和の祈り 東日本宗教者会議」を実施。同教会会員ら約200人が参集した。式典は、松浦知弘・三吉神社宮司による降神の儀、仏教、神道などの儀式に沿った祈りが捧げられました。 千葉教会中央第2支部は、21日、千葉懸護國神社で祈りの集いを行いました。同神社で祈りの集いを開催するのは10回目。「祈りの言葉」の唱和をしたあと、神道に沿った祈り、読経供養が行われました。目黒教会も加盟する「目黒宗教者懇話会」は、23日、「第32回交通安全の集い~世界平和の祈りと慰霊式」を実施。会場となった区内サレジオ幼稚園講堂には、同教会会員はじめ、目黒神職会、天理教目黒支部、目黒仏教連合会など28団体から約2000人が参加しました。神職会による修払式、同幼稚園聖歌隊による聖歌斉唱に続き、目黒教会青年女子部員15人による献灯の儀にあわせて本会の「祈りの言葉」を読み上げられました。天理教による「よろづよ八首」の奉納のあと、仏教連合会の僧侶が「般若心経」を読誦、最後に全員で黙祷を捧げました。
世界遺産に登録されている日光山輪王寺の大護摩堂で「世界平和祈りの会」を開催したのは鹿沼教会。会員約200人が参加し、「祈りの言葉」を唱和。このあと読経供養、今井昌英・日光山輪王寺教化部長が講話を述ました。福岡教会は24日、宗像大社の辺津宮拝殿で祈りの集いを開催、約200人が参加しました。式典では、神道の儀礼に沿った祈りが捧げられたあと、高向正秀権宮司があいさつに立ち、イラクの現状などに触れ、「世界平和に向けた行動の大切さを唱えていかなければなりません」と語りました。
(2004.11.05記載)
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