平成16年次の「お会式・一乗祭」が10月2、3の両日、大聖堂周辺で開催されました。「一乗万灯行進」には、国内外から8240人が結集。降りしきる秋雨の中、マトイ、万灯による華やかな行進を繰り広げ、法華経広宣流布を誓いました。また付近の会場では、物産展や子供向けのイベントも行われました。
日蓮聖人のご遺徳を偲ぶと共に、庭野開祖に追慕讃歎の思いを捧げる「お会式・一乗祭」。今年の万灯行進は雨中での実施となり、参加者は我が身を濡らして行進しました。その勇壮な姿に触れ、会場を訪れた会員一人ひとりが広宣流布を誓いました。
2日、普門館大ホールで開会式「祈りの夕べ」が行われました。奉献の儀に続き、カトリックの在家運動体「フォコラーレ運動」(本部・イタリア)所属のミュージカル劇団「ジェン・ヴェルデ」が登場。東京佼成ウインドオーケストラと共演し、「愛と一致」のメッセージを歌い上げました。
早朝から雨模様となった3日、大聖堂では「一乗万灯行進」に先立ち「万灯行進祈願供養」が行われました。続いて、東京教区をはじめ国内の教会、海外拠点など47団体が出発。参加者は雨に打たれながらマトイを振り、お囃子の手を休めず、ビニールで覆った万灯を支えました。それぞれの懸命な姿に、沿道を埋めた約5万5000人の観客からは惜しみない声援が送られました。
神戸教会はサンバのリズムで観客を魅了。釧路教会はソーラン節をアレンジした踊りで喝采を浴びました。また青森教会は、会員手作りの玩具「金魚ねぶた」を沿道の人々に配布し、郷土の伝統をアピール。取手教会は青年・学生部員が山車に乗り込み、勇壮な和太鼓演奏を披露しました。
普門館大ホールに場所を移した閉会式・追い込みでは、庭野会長があいさつに立ち、「雨の中、皆さんは笑顔を絶やすことなく頑張ってくださいました。その精神力を発揮して、また明日から元気に修行して頂けるように念じております」と、参加者をねぎらいました。
一方、広く市民にも楽しめる催しも実施されました。普門館1階ロビーでは、全国各地の特産品を即売する「一乗物産展」が行われ、国内外の教会やNGO(非政府機関)など31団体が出展。多くの人が会場を訪れました。佼成学園(男子校)体育館には、子供たちを対象に「キッズランド」が設けられ、ヒーロー・ショーやビーズアクセサリー作りを楽しむ親子で賑わいました。
また今年は、全国教会を代表して所沢教会の万灯が一乗宝塔に奉納されました。同教会壮年部員42人が2日間、24時間体制で一乗宝塔と万灯をお守りしました。
(2004.10.08記載)
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