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2004年11月24日 新潟県中越地震 被災地支援活動続報

新潟県中越地震発生から一カ月が経過しました。被災地では、寸断されていた交通網も回復しつつあり、まもなく訪れる厳しい雪の季節を前に、仮設住宅入居に向けた準備などが急ピッチで進められています。一方で、いまだ水道やガスなどのライフラインの完全復旧には至っておらず、7000人以上の市民が避難生活を送っています。被災地を包括する各教会の現状を紹介します。

越後川口教会では、教会道場周辺に発令されていた避難勧告が11月16日に解除されて以降、同教会道場で避難生活を送っていた町民はすべて帰宅しました。現在は会員15人が道場での避難生活を続けており、同教会会員や本部職員が物資の提供、炊き出しなどを行っています。

19日からは、新潟教区の会員が心のケアを目的としたボランティアをスタート。第1組として新津、寺泊両教会の支部長や主任など24人が会員宅や避難所を回りました。翌20日には、柏崎、上越両教会の会員が合流し、庭野会長のメッセージと機関紙誌を手渡し、被災者を激励したほか、家屋の復旧作業を手伝いました。来月上旬まで4教会の会員が日替わりで活動を展開します。

十日町教会でも、越後川口教会と同様、近隣の教区、教会の会員がボランティアを行っています。現在、新潟、水原、柏崎、上越、長野、長野中央の各教会会員が現地の会員と共に被災会員宅を訪問しています。不安の中で暮らす人々にとって、こうした触れ合いは、心の大きな支えとなっています。

長岡教会では、午前6時と午後7時の2回、教会道場で「復興祈願供養」が続けられているほか、「はげまし訪問」も引き続き行われています。

(2004.11.24記載)