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2004年12月13日 山野井理事長 UNHCR対外総局長と懇談

スイス・ジュネーブにあるUNHCR( 国連難民高等弁務官事務所)本部のアンヴィレム・ビレヴェルド対外総局長が12月13日、本会を訪問、事務庁舎で山野井克典理事長と懇談しました。UNHCRからピルコ・コウララ日本・韓国地域代表、浅羽俊一郎・同副代表、大川宝作・プログラム担当が同席しました。

立正佼成会一食平和基金では昨年、同団体を通してイラク難民やシエラレオネ難民に対する支援を行いました。今年は、アフリカ・チャドに大量に流入したスーダン難民への緊急支援をはじめ、初の試みとして大和教会がUNHCRを対象とした学習会や募金活動を行いました。
懇談の冒頭、ビレヴェルド対外総局長は、こうした立正佼成会の支援に対し謝意を表したあと、特にチャドの現状に触れ、「現在、20万人以上の難民がチャドで生活しています。スーダンの状況が悪化した場合、特に、水の確保が緊急の課題となります。今後も関心を寄せて頂きたい」と述べました。山野井理事長は、「難民問題はなかなか解決には至らず、皆さんもご苦労されていることと思います。われわれ宗教者は難民を出さない国づくり、つまり平和な国づくりに務めなければならないと感じています」と語りました。
また、懇談では、日本における難民保護の現状などにも話が及びました。

(2004.12.17記載)