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2005年01月22日 ゆめポッケ親子配布隊事前学習会を実施

「ゆめポッケ・キッズキャンペーン」(主管・青年本部、外務部)で集められた"ポッケ"を海外の子供たちに手渡すため、3月23日から4月3日まで、本会会員による「ゆめポッケ親子ボランティア隊」が現地を訪れます。今年の訪問国は、アゼルバイジャンとレバノンの2カ国。同隊のメンバー32人が2隊に分かれ、ポッケの配布にあたるほか、現地の子供たちと交流を深めます。
1月22、23の両日には、ボランティア隊の事前学習会が第二団参会館で行われ、参加者は同キャンペーンの趣旨や現地の情勢、子供たちの現状について学習しました。

昨年、同キャンペーンは6年目を迎えました。3カ月のキャンペーン期間中に全国から寄せられたポッケの数は5万2958個。配布地は、今春にボランティア隊が訪れる2カ国のほか、英国・北アイルランド、パレスチナ(ガザ地区、ヨルダン川西岸地区)、アフガニスタン、スリランカの6カ所を予定しています。
同キャンペーンの開始以来、対象となっていた旧ユーゴスラビア地域に対する配布が終了し、今年は新たにアゼルバイジャンが配布国に加わりました。チェチェンでは、1994年12月以降、10年にわたってロシア軍とチェチェンの武装勢力との争いが続いています。現在、約1万人のチェチェン人が母国を離れ、難民としてアゼルバイジャンで厳しい生活を送っています。こうした状況下で心に深い傷を負ったチェチェン難民の子供たちに、現地NGO(非政府機関)の「ハイヤット」を通じてポッケが手渡される予定です。
ボランティア隊の選考にあたっては、『ゆめポッケ・キッズキャンペーンで学んだこと』と題した作文によって選出された親子9組に加え、佼成学園女子中学校から親子1組と教師1人が参加します。また、日本国内でチェチェン難民の現状を伝え、支援を続ける「チェチェンの子どもを支援する会」の鍋元トミヨ代表が通訳兼事務局員としてアゼルバイジャン隊に同行します。
1月22、23日に行われた学習会では、松本貢一青年本部長、松原通雄外務部長がそれぞれあいさつしたほか、本会一食平和基金運営委員会の保科和市事務局長が『世界を平和にするために』をテーマに研修を行いました。保科事務局長は、「ポッケだけでなく、ポッケを作ってくださった人たちの温かい心も一緒に届けてください」と述べました。
また、参加者たちは隊ごとに分かれ、現地の状況について学んだほか、法座などを通して、ポッケ配布にあたっての心構えを確認しました。

(2005.02.04記載)