2005年05月20日
佼成訪問看護ステーション開設
立花産業(東京・杉並区)は、立正佼成会附属佼成病院(東京・中野区)が従来行っていた訪問看護室業務を引き継ぎ「佼成訪問看護ステーション」を開設しました。同病院で入院治療を終えた患者の訪問看護をはじめ、地域のニーズに沿った事業が展開されます。
佼成病院では、これまで病院内に「訪問看護室在宅支援センター」を設け、同病院を利用する患者や家族の要請を受けて訪問看護を行ってきました。そうした中、佼成病院で診療を受けていない市民からも訪問看護の要望が多く寄せられ、地域のニーズが高いことから、立花産業とともに同ステーションを開設。佼成病院だけでなく地域の医療機関と連携を図りながら、在宅での療養をサポートすることになりました。スタッフは8人。すでに4月下旬から事業が展開されています。利用者は、中野、杉並、渋谷区内に住む高齢者が大半を占めています。体温や血圧の測定、家族への介護指導など、利用者の体調や家族のニーズに合わせたケアを行っています。
「住み慣れた家で看護を受けたい、また最期を迎えたいと望んでおられる方々は多いのですが、その一方で、ご家族の負担は計り知れません。患者さんだけではなく、家族の方々にも寄り添いながらサポートさせて頂きたい」と鳥海優子所長。立花産業は佼成病院とタイアップして、今後、全国に拠点を設け、活動を広げていきたいとしています。
(2005.05.20記載)
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