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2005年07月08日 駐日カンボジア全権大使一行が来会

駐日カンボジア全権大使のプー・ソティレア氏とその父でありカンボジアを代表する僧侶の一人、サンガ・ボディ師ら一行7人が7月8日、本会を訪れ、法輪閣で庭野日鑛会長と懇談しました。山野井克典理事長、松原通雄外務部長らが同席しました。

本会はこれまでカンボジア教育省を通し国立仏教研究所の建設事業を支援したほか、シャンティ国際ボランティア会を通して仏教書、クメール語図書の復刻事業に携わってきました。また、一食教会自主運営プロジェクトの一環として足利教会が同国での小学校建設などを進めています。3年前の仏教研究所落成式には庭野会長が列席し祝辞を述べています。
懇談では、こうしたカンボジアと本会との交流を振り返りながら、ボディ師、ソティレア大使があらためて謝意を表明。特に、ソティレア大使は、同国にとって仏教研究所が重要な意味を持つと強調し、「支援に対し、大変うれしく思っている」と話しました。さらに、一食を抜いて苦に共感し献金するという一食平和基金の説明がなされると、ボディ師は「自分たちにはできないこと」と感動をあらわしました。
また、本会の教えで中心となる修行は何かとのソティレア大使の質問に対し、庭野会長が、「釈尊の慈悲の心、思いやりを持って、自分のことだけを考えるのではなく、人さまに尽くす、そのような菩薩の心で家庭、社会、国、世界に尽くしていくことです」と話しました。これを受け、大使は「カンボジアにとって大事なことは仏教であり、人々が仏教を学ぶこと、慈悲の心で平和を築いていくことです」などと述べました。
一行はこのあと、法輪閣などを見学し、本会の教えと平和活動についての研修を受けました。

(2005.07.15記載)