2005年07月15日
普門館で「盂蘭盆会」式典
先祖の御霊に真心からの供養を捧げる「盂蘭盆会」式典が7月15日、普門館で行われました。全国73教会から約3800人の会員が参集しました。
青年女子部員代表40人による奉献の儀のあと、庭野光祥次代会長導師のもと読経供養が行われました。この中で、光祥次代会長はじめ全国の「教師」資格者代表288人によって1万8815体の戒名が奉読されました。導師焼香に続き、庭野日鑛会長が回向文を奏上し、焼香を行いました。
続いて、参加会員の代表が体験説法。多発性骨髄腫を発病し、闘病生活を送る中、家族やサンガの支えによって生きる希望を得、周囲に対する感謝の思いを深めた体験を発表しました。再び教会でお役を務める現在、生かされているいのちへの感謝を多くの人に伝えたいと決意を語りました。
庭野会長は法話の中で、「親は無量の先祖の代表者」と述べ、「親はいのちの根であり、もとであるわけですから、その根を養えば、木は自ずから育っていきます。無我になって、親に孝行を尽くすこと、親のおかげさまでこの世に生んで頂いたという気持ちを持つことが大事だと教えて頂いています」と、親子の深い結びつき、親孝行の大切さを強調しました。
また、仏の智慧に至りたいという心を起こし、日々お題目を唱え、読経供養することは、仏に帰依し、すでに救われている者の姿であるとした上で、「救われた喜びを自分だけのものにしておくというのは菩薩の精神ではありません。布教伝道を通じて、人さまに仏さまの智慧をお伝えしていくということが私たちの使命です」と語りました。
(2005.07.22記載)
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