佼成学園の創立50周年記念式典が18日、庭野日鑛学園長臨席のもと、普門館で行われました。来賓、教団役職者、卒業生、在校生、園児、教職員など学園関係者ら合わせて約4000人が参列しました。あいさつの中で庭野学園長は、学園内の実践目標である「あいさつの実践」「食前・食後の感謝の実践」「思いやりの実践」のそれぞれの意味を説明した上で、それらを日常生活に生かすことの大切さを述べました。
学校法人佼成学園は、法華経の精神に立脚した宗教的情操を培い、全人教育による平和社会の繁栄に貢献できる人材の養育を趣旨として昭和29年9月7日、本会を母体に設立されました。創立者は、庭野日敬開祖。現在、佼成学園中学・高等学校(男子校=和田純一校長)、同女子中学・高等学校(山本喜平太校長)、同幼稚園(玉川惠一園長)を擁している。佼成学園は創立以来、「行学の二道を励み候べし 行学絶えなば佛法はあるべからず」を校訓に、知・情・意のバランスのとれた円満な人間の育成に励んできました。今日までに約3万8000人の卒業生を社会に輩出しています。
あいさつに立った庭野学園長は、学園内の実践目標に触れ、「一瞬も止まらずに変化する無常ということに、すべてのものごとを照らしてみると、今日という日がいかに有り難いものかを分からせて頂けます。また、私たちは先祖や親との関係だけでなく、多くの人やもの、空気、水、太陽の光などの天地一切の恩恵によって生かされています。あいさつ、感謝、思いやりの実践は、今日一日を充実して過ごす基本であり、互いのいのちの有り難さを分かち合う機縁であるといえます」とその意義を示しました。この後、庭野学園長はじめ普門館地下食堂で祝賀会が行われ、学園関係者、教団役職者ら約200人が出席しました。席上、酒井教雄学園理事長は、「世の人々の幸せに貢献できる人材を社会に送り出せるよう、新たな半世紀に向かって教職員一同励んで参ります」と決意を新たにしました。式典終了後、男子校は法輪閣大ホール、女子校は第二団参会館食堂で同窓会を開催しました。
(2005.07.22記載)
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