2005年08月21日
IALRW―JAPAN 「インド・ラダック女性識字教育プロジェクト」視察
本会の会員有志で構成されるIALRW(国際自由宗教婦人連盟)―JAPAN(横田佳代子会長)のメンバー5人は、8月21日から31日まで、インド・ラダック地方を訪れ、7年前から実施している「インド・ラダック女性識字教育プロジェクト」を視察しました。同プロジェクトはスタート当初、本会一食平和基金も支援しています。一行は、プロジェクトの進行状況を確認し、今後のサポートのあり方を探ったほか、個人や団体から寄せられた支援金を届けました。
このプロジェクトは、IALRWが現地の団体、MIMC(マハボディ国際瞑想センター)と共同で行っているものです。この地域では、家計を支えるために、学校教育を受けられなかった女性が多く、識字率が著しく低い現状がありました。現在、7つのセンターに、10代から80代まで272人の女性が通学。家事や農作業の合間を縫って、ラダック語、ヒンドゥー語、英語を毎日学んでいます。
一行は、今年新たに立ち上げた「近藤千容センター」「チュビ・カトパセンター」を含む、7つのセンターを訪問。授業風景などを視察しました。識字教育を受ける女性たちからは「字が読めるようになり、新しい人生が始まった!」「経典を読んで仏教を究めたい」など喜びの声が聞かれました。
横田会長は、「女性たち自らが識字教育を受けることで、子供に対する教育の大切さを学んだという声が多く寄せられました。識字教育は、未来の平和につながる大切な活動だと感じます」と語りました。
また、今回の行程中、ラダックで、IARF(国際自由宗教連盟)の「インターナショナルセミナー」が行われ、この中で横田会長がIALRWの取り組みについて発表しました。
(2005.09.16記載)
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