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2005年08月25日 中央学研「人間と科学研究学会」環境問題研究会が本を出版

中央学術研究所の客員研究員などでつくる「人間と科学研究学会」環境問題研究会(座長=小池俊雄・東京大学教授、澤田忠信・明星大学助教授)は、過去5年間にわたる研究や調査をこのほど1冊にまとめました。タイトルは『環境教育と心理プロセス~知識から行動へのいざない』。8月25日、山海堂から出版されました。

同研究会は、環境問題の根本的解決に向け、環境の専門家をはじめ、自然や環境問題に関心を持つ企業関係者、大学院生、主婦らが集まり、環境問題の歴史認識や人々の意識に関する調査研究を行っています。理論的考察と具体的実践に関する研究内容を広く世間に公開し、環境問題の具体的解決につなげていく目的で今回、10人のメンバーが執筆にあたりました。
第1部「環境問題を捉える」では、日本をはじめ西欧などの環境問題の歴史や変遷を紹介。また、人々の心理プロセスとして、関心や知識の段階から環境問題解決に向けた行動に至るまでの心の変容について綴られています。
第2部「環境教育のグランドデザイン」では、環境教育の基本理念や具体的な環境教育プログラムが紹介されています。本会の千葉教区、中部教区学生部が行った水俣平和学習での意識調査を報告。また佼成学園女子中学校が青梅練成道場を利用して実施している体験学習が紹介されています。
四六版264ページ 2400円(本体価格)

(2005.09.02記載)