聴覚障害を持つ会員を対象とした「アイラブ団参」(主催=アイラブ団参実行委員会)が、9月3、4の両日、普門館、法輪閣で行われました。聴覚障害者や手話に関心を持つ会員など、全国38教会から176人が参加。このうち、聴覚障害者は60人と、これまでで最多の参加人数となりました。
同団参は今年で3回目を迎えます。実行委員長のほか、読経供養の導師、脇導師、班長のお役や交流会の司会など、聴覚障害者自身が中心となって団参を盛り上げました。
普段、聴覚障害を持つ会員同士が交流する機会が少ないため、年一回の同団参を心待ちにする参加者は多くいます。近畿地方在住の聴覚障害を持つ会員は、初日のわずかな時間参加するために新幹線で駆けつけました。「聴覚障害を持つ仲間と、これほどたくさんご縁をいただけるのはこの団参だけ」と、同団参への期待を語りました。
3日、オリエンテーションの後、希望者がゆとり団参のプログラムに参加。続いて、普門館地下ホールで「アイラブ団参交流会」が催されました。この中で、八王子教会の会員が「手話劇・シンデレラ」を披露。セリフを手話で表現する姿に会場から大きな拍手が送られました。また参加者同士が手話で歓談し、親睦を深めました。
翌4日、法輪閣第五会議室で「アイラブ団参の集い」が行われました。読経供養の後、同団参にかかわる人々をテーマにした『会員ドキュメント・スマイル』を鑑賞。次いで参加者代表が体験説法を行いました。
教団を代表して、長谷川裕史・本部教務部長があいさつした後、庭野 光祥次代会長のメッセージを、平野京子・教務部次長が代読。「アイラブ団参を通じての触れ合いが深まることによって、皆さまの心の優しさと純粋さが、より広く、より多くの人に伝わることと確信します」とのメッセージを伝えました。最後に4教会の代表が、手話に関する活動を報告しました。
手話勉強のため団参に参加したある会員は、「参加者の明るさに触れ、前向きな気持ちになりました。これからも続けて開催してほしい」と話しました。
(2005.09.09記載)
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