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2005年10月24日 新宗連が広島、長崎、沖縄へ「平和への巡礼」

新宗連(新日本宗教団体連合会、庭野日鑛理事長)は10月24日から26日まで、終戦60年記念事業の一環として、広島、長崎、沖縄で「平和への巡礼」を実施しました。参加者は、世界で初めての被爆地である広島、長崎、日本で唯一地上戦が展開された沖縄の戦跡などを訪ね、全戦没者に慰霊の誠を捧げる共に、絶対非戦の誓いを新たにしました。

「平和への巡礼」に参加したのは、庭野理事長、岡野聖法副理事長(解脱会法主)、力久隆積常任理事(善隣教教主)、新井光興理事(救世真教会長)はじめ新宗連加盟教団代表の30人。本会からは、松原通雄外務部長、神谷昌道外務部次長(諸宗教対話グループ)も参加しました。また広島、長崎、沖縄では、各県協議会の加盟教団から延べ約400人が慰霊式典に加わりました。
24日、パーフェクト リバティー教団広島中央教会で行われた結団式の席上、庭野理事長は、「先の大戦で犠牲になった方々への慰霊と共に、平和への決意を堅固にし、さらなる行動を推進していく意味で、広島、長崎、沖縄で皆さまと真心からのお祈りを捧げてまいりたい」と「平和への巡礼」の意義を語りました。

【広島】
広島平和記念公園では、新宗連の旗を先頭に、原爆ドームから広島原爆死没者追悼平和祈念館までを平和行進。原爆死没者慰霊碑(広島平和都市記念碑)で庭野理事長と岡野副理事
長が代表で献花しました。
このあと原爆供養塔の前で開かれた慰霊式典には、沼田雄司・新宗連中国総支部会長(本会中国教区長)はじめ広島県協議会の加盟教団から約100人の代表が参加しました。冒頭、庭野理事長が「真心からの慰霊を通し、宗教者が世界平和に向けてどのように関わっていけるのかをしっかりと確認したい」とあいさつ。参加教団別の祈り、献花に次ぎ、古川謙一・思親会常任理事が『平和に向けて』と題し、誓いの言葉を述べました。

【長崎】
長崎原爆死没者追悼平和祈念館を訪れ、遺影・手記の閲覧コーナーなどを見学したのち、それぞれ慰霊のモニュメントの前で追悼の祈りを捧げました。
その後、原爆落下中心碑の前で慰霊式典を行いました。式典には、竹野浩市・新宗連九州総支部代表総務(本会北九州教区長)はじめ長崎県協議会の加盟教団から約100人の代表が参加。力久常任理事のあいさつ、参加教団別の祈り、献花に次ぎ、本山一博理事(玉光神社権宮司)が誓いの言葉を発表しました。
平和祈念像での代表献花、長崎原爆資料館の見学も行われました。

【沖縄】
移動の車中で「平和ガイド」を務める本会会員が沖縄戦の様子を実体験を交えて説明しました。その案内でひめゆりの塔、魂魄の塔を訪れ、追悼の献花。また沖縄平和祈念資料館でも、本会会員が戦争体験を発表しました。
沖縄平和祈念堂での慰霊式典には、山北雅通・新宗連沖縄県協議会議長(本会沖縄教会長)はじめ同協議会加盟教団から約200人が参加。参加教団別の祈り、献花のあと新井理事が誓いの言葉を述べました。

(2005.11.04記載)