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2005年12月02日 トルコでWCRP国際評議員会

WCRP(世界宗教者平和会議)国際評議員会が12月2、3の両日、トルコ・イスタンブール市内のホテル並びにキリスト教東方正教会のコンスタンティノープル総主教庁で開催され、評議員、国際管理委員、地元宗教指導者など40人が参加、本会から酒井教雄参務が出席しました。同評議員会は、各界のパートナーシップの開発などWCRP国際管理委員会の支援を主目的に、年に2回開催されています。

会議では、共同議長であるリチャード・ブラム氏、ヨルダンのラシッド・ビン・エル・ハッサン王子、トルコ宗教会議議長で欧州諸宗教指導者評議会のメンバーであるアリ・バルダコグル教授のあいさつに続き、ウィリアム・ベンドレイ・WCRP国際委員会事務総長が昨今のWCRPの諸活動とIRC(諸宗教評議会)の取り組みを説明。特にウガンダでのエイズ対策、イラクでの信頼醸成並びに医療支援など具体的なプロジェクトが展開され、国連をはじめとした国際機関から高く評価されていることを報告しました。
また、来年京都で開催されるWCRPVIII(第8回世界宗教者平和会議)世界大会に関連して、杉野恭一・同国際委事務総長補が、各国IRCの増加により、WCRPの精神が世界に浸透しつつあることを強調。紛争地域の宗教指導者の参加にも言及しました。
3日午後、参加者はコンスタンティノープル総主教のバーソロミュー一世に特別謁見しました。バーソロミュー一世は「東西文化が交流するトルコ・イスタンブールで、諸宗教対話が推進されることは大変喜ばしい。WCRPの諸活動がますます発展するよう支援したい」と述べました。
なお、会議では、ヨルダンのラシッド王子が正式に評議員、共同議長に就任し、特に中東諸国を中心にWCRPの諸活動に尽力することが表明されました。

(2005.12.19記載)