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2006年02月03日 ジェン、アムダがパキスタン地震被災地で毛布を配布

「アフリカへ毛布をおくる運動」(主催・同運動推進委員会)で全国から集められた毛布7000枚が現在、パキスタン北部を襲った地震の被災者に配布されています。今回の毛布は、緊急支援用として保管されていたもので、昨年暮れまでに船便で同国に到着しました。現地では、本会も加盟する特定非営利活動法人「ジェン」に5000枚、特定非営利活動法人「アムダ」に2000枚が委託され、越冬支援として被災者に手渡されます。

パキスタン地震発生から8日で、4カ月が経ちます。同地震による死者は8万7000人以上、被災者は350万人とも報じられています。被災地は現在、大雪に見舞われ、凍死者も出るなど厳しい冬を迎えています。震災によって住居を失い、テントで避難生活を送っている被災者も多く、被災者を取り巻く環境は依然として厳しいというのが現状です。〝寒さ対策〟が急務とされています。
こうした状況の中、ジェンは昨年12月28日から同国の首都・イスラマバードの北東160キロに位置するバーグで毛布の配布活動を行っています。配布に先立ち、各家庭の被災状況を調査した上で支援先を選定。毛布を必要としている家族一世帯に対し、10枚の割合で手渡しています。その際、日本からの毛布であることや、まごころを込めたメッセージが毛布に縫い付けてあることなどが説明されています。
現地で支援活動を行っているジェンの後藤秀孝・プログラムオフィサーは、毛布に縫い付けられているメッセージに触れ、「メッセージとともに、愛らしいカラフルなイラストが目を引きました。毛布を受け取った子供たちは、毛布を広げイラストを比べ合っていました。心まで温まるご支援を頂き、感謝でいっぱいです」と語っています。
なお、アムダも今月上旬から同国内で、配布を行う予定です。

(2006.02.03記載)