立正佼成会一食平和基金の平成18年次運営計画が、このほど同運営委員会(委員長=松原通雄外務部長)から発表されました。本年次の予算総額は、4億7150万円。「合同プログラム」「自主プログラム」「資金助成」「緊急支援プロジェクト」の4項目を柱に、本会独自の平和活動をはじめ、宗教対話、平和構築に向けたさまざまなプロジェクトに充てられます。なお、同基金の具体的な支援対象については、年4回、審議、検討され、決定します。
本会と他団体が合同で実施する「合同プログラム」は13件。「アフリカへ毛布をおくる運動」やエチオピアでの植林プロジェクトのほか、本会も加盟する特定非営利活動法人「ジェン」の活動などに1億7182万7000円が計上されました。
同基金では2年前から世界的な重要課題を掲げ、焦点を絞った支援が行われています。これまで行われてきたアフリカでのエイズ予防や難民支援・平和構築など4つのプロジェクトに、今年は「非武装プロジェクト」が加わりました。非武装に取り組むNGO(非政府機関)などに資金助成を行う予定です。
「自主プログラム」は、「ゆめポッケ・キッズキャンペーン」や「立正佼成会一乗ボランティア」など本会が独自に展開する活動。海外教会および拠点が現地で人道支援を行うためのプロジェクトを含め全8件に、1億3217万3000円が計上されました。
また外部の団体に対して援助を行う「資金助成」としては、(1)庭野平和財団委託助成(2)宗教協力助成(3)特別助成(4)国連支援助成(5)災害等緊急支援の5項目に予備費400万円を加えた1億6750万円。庭野平和財団には9650万円が委託され、『貧困の削減』をメーンテーマにインドやバングラデシュ、スリランカで進められている「南アジアプログラム」の各プロジェクトなどに充てられます。
また、同運営委員会は、「緊急支援プロジェクト」を設置し、国内外で発生した自然災害などの緊急事態に随時、対応していく意向です。
(2006.02.10記載)
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