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2006年02月12日 フランシス・ルーカス神父の講演会を実施

フィリピンのルソン島ケソン州インファンタで地域開発に取り組むNGO(非政府機関)「イクダイ(ICDAI)」代表のフランシス・ルーカス神父(カトリック司祭)がこのほど来日し、2月12日に法輪閣第1会議室で講演を行いました。「イクダイ」は本会が取り組む「アジア高校生の翼」「アジア子どもサポートボランティア」の受け入れ団体です。

フィリピン・マニラ出身のルーカス神父は、地域開発の専門家として、同国の農村開発をはじめ保健、教育などの支援活動に携わっています。特に「イクダイ」が活動の拠点とするインファンタは貧しい農村が多く、同団体では地域の農民と協力し、30年にわたって開発事業を展開しています。本会では、1996年にRGV(立正佼成会グローバル・ボランティアズ)を現地に派遣して以来、「アジア高校生の翼」「アジアこどもサポートボランティア」の活動で毎年多くの青年が現地を訪問。2004年に発生したインファンタの集中豪雨では、本会一食平和基金による支援のほか、GVL(グローバル・ボランティア・リーダース)メンバーが復興支援活動に協力しました。
講演会には松本貢一青年本部長はじめ青年本部スタッフ、学林海外修養生、光ジュ生、芳ジュ女学院情報国際専門学校生ら30人が参加。講演の中でルーカス神父は、ボランティアの精神について「他人のために自らを犠牲とし、そのことに意義を見い出すことが、すなわち愛であり幸福だと思います」と述べ、本会の青年たちが行うボランティア活動を高く評価しました。また集中豪雨の際に行われた本会の支援活動にも触れ、「人々がいかに助け合うことができるか。私たちの活動は、そうした一人ひとりの"霊性"を開発する取り組みでもあるのです」と語りました。

(2006.02.17記載)