News Archive

2006年03月30日 IARFから本会にシュバイツァー賞

IARFから立正佼成会に「IARFアルベルト・シュバイツァー賞」が贈られ、「第32回IARF世界大会」の閉会式の席上、ウィリアム・シンクフォード・UUA会長から山野井理事長に賞状が手渡されました。

同賞は、ドイツ出身の神学者で、医学、哲学、音楽を通して世界平和に貢献したノーベル平和賞受賞者、アルベルト・シュバイツァー博士の功績に由来したもの。博士が熱心なIARFのメンバーでもあったことから、信仰観に基づく平和活動や宗教間対話に尽力する団体や個人を対象にしています。1975年以来、10の団体、個人が受賞しています。
シンクフォード会長は、「立正佼成会は法華経の教えに基づき、世界にはさまざまな宗教があるが、真理は一つ、皆、一つの家族に属するという考えを持っている」と紹介。宗教間だけでなく、NGO(非政府機関)や国連機関とも協力し平和を目指していることを強調し、併せて「一食を捧げる運動」「ゆめポッケ・キッズキャンペーン」にも触れました。
最後にシンクフォード会長は「立正佼成会がIARFに加盟したことによって私たちの活動も大きく展開しました」と述べると、壇上の山野井理事長に、スタンディングオベーションが送られました。受賞スピーチに立った山野井理事長は、教団創立の精神や庭野開祖の足跡を紹介。「博士がお持ちだった自由宗教的考え方と、庭野開祖のバックボーンである法華経の『一乗』思想を重ねて今回の受賞を考えますと、そこに込められた神仏の深いご加護を強く感じる次第でございます」と、受賞の喜びを語ると同時にIARFを通じた平和貢献の重要性を述べました。

(2006.04.07記載)