「ゆめポッケ・キッズキャンペーン」が、6月1日から8月31日まで全国で実施されます。本会の小・中学生が中心となり、紛争や差別で傷ついた世界の子供たちの心を癒すため、おもちゃや文房具、手作りカードなどが詰まった「ゆめポッケ」をおくる運動です。世界中の子供たちの幸せを祈り、平和について家族で語り合いながら、ポッケを作ってみませんか。同キャンペーンの概要を紹介します。
【「ゆめポッケ・キッズキャンペーン」とは?】
世界では、国や民族、宗教の違いを理由に多くの争いが起こっています。そうした状況下で、家族や友達を亡くしたり、家や学校を破壊されたり、故郷から遠く離れて暮らすなど、厳しい生活を強いられている子供たちが、この地球上にはたくさんいます。
心に深い傷を負った子供たちに「"モノ"ではなく"まごころ"を届けよう」、そして「世界平和に向けて行動できる青少年を育成しよう」「子供たちの祈りを届けよう」との願いから、1999年に「ゆめポッケ・キッズキャンペーン」は始まりました。家族で力をあわせてポッケ作りに取り組むことは、日本の子供たちにとって、「同悲」「祈り」「布施」の心を育むきっかけにもなっています。
【どんな地域に届けられるの?】
アゼルバイジャン、アフガニスタン、英国・北アイルランド、スリランカ、パレスチナ自治区、レバノンの子供たちに届けられる予定です。
【どうやってポッケは届くの?】
家族や友達と一緒に作った「ゆめポッケ」は、教会ごとに集められ、「RKK」と名前をつけた箱に入れられます。ポッケをつめた箱は倉庫に送られ、船で配布国に運ばれます。現地では、この運動に協力している団体が、学校や家庭、難民キャンプへ「ゆめポッケ」を運び、子供たち一人ひとりに手渡します。
【問い合わせ先】
☆教会での教育、啓発に関する事項、「トリルくん」関係
青年本部 TEL03(5341)1661
☆ポッケの中身、現地情報、輸送業者(日通)に関する事項
外務部(一食平和基金担当)TEL 03(5341)1641
【ポッケの中身は?】
― 基本品目―
ポッケに入れると特に喜ばれる6品目
①ぬいぐるみ、おもちゃ②えんぴつ、消しゴム③ノート④折り紙、千代紙⑤タオル、ハンカチ⑥手作りカード
☆上記の品目以外に喜んでもらえるもの
〈文房具〉クレヨン、色えんぴつ、じょうぎ、ふでばこ、えんぴつけずり、メモ帳、絵はがき
〈生活用品〉くし、ブラシ、歯ブラシ、ヘアピン、リボン、小物入れ、割れない食器(セルロイド、プラスチック製)
〈おもちゃ類〉人形、ミニカー、ボール、アクセサリー、キーホルダーなど
※喜ばれるものをポッケの中にたくさんつめてください。
― ポッケの中に入れてはいけないもの―
〈武器を連想させるもの〉おもちゃのピストルや刀、水鉄砲、軍服を着た人形など戦争や戦闘に関連したもの
〈危険なもの〉けずってあるえんぴつ、はさみ、ライター、マッチ、花火、電池など
〈宗教的なもの〉ブタに関するもの(イスラームではブタは不浄なものとされています)、十字架のアクセサリー、クリスマスに関連するもの(子供たちはさまざまな信仰を持っていて、クリスマスの習慣がない宗教もあります)、仏教的なもの
〈液体や粉末のもの〉シャボン玉液、粉末ジュース、絵の具など(入れ物が壊れるとポッケが汚れます)
〈衛生用品〉石けん、シャンプー、歯みがき粉など
〈食べ物、食べ物と間違えやすいもの〉かんづめ、びんづめ、使い捨てカイロ、粉末洗剤など
このほか〈電池が必要なもの〉〈衣類やくつ下〉〈こわれやすいもの〉〈使用済みのもの〉は避けてください。
※悲しませてしまうもの、困らせてしまうものがないよう、よくチェックしましょう。
※包装紙はなるべくはずしておいてください。ゴミの処理場が整備されていないので困ってしまう場合が多いのです。包まれていないとバラバラになってしまうようなものは、ハンカチで包んだり、カラーひもを使うなど工夫しましょう。
【ポッケを作ろう!】
〈用意するもの〉
・布...40センチ×52センチ
※布は明るい色を選んでください。ビニール、タオル地、ふろしき、浴衣の生地は穴が開いたり伸びたりしやすいので避けてください。使用済みの生地もご遠慮ください。キルティングはOKです。
・ひもの長さは66センチ
・糸は布地に近い色を選んでください
【手作りカードや写真も入れよう!】
かわいいイラストが描かれたカラフルな手作りカードは、ポッケに入れるプレゼントの中でも特に喜ばれるものの一つです。写真やプリクラを貼ってもOK。言葉が通じなくても、絵やイラストを通して気持ちが伝わります。受け取った子供たちが楽しくなるような明るい色で作りましょう!
(2006.05.19記載)