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2006年11月26日 「第1回東京佼成ウインドオーケストラ作曲コンクール」各賞決定

「開祖生誕100年記念事業」の一環として行われた「第1回東京佼成ウインドオーケストラ作曲コンクール」の本選会が11月26日、東京・豊島区の東京芸術劇場大ホールで行われました。

同コンクールは21世紀の優れた吹奏楽作品の発掘と普及を目的に実施され、世界各国から83作品がエントリーしました。審査委員長は作曲家の三善晃氏。本選会ではポール・メイエ氏が指揮を務め、東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)によって4作品が演奏されました。
終了後、同区内のホテルで表彰式が行われました。表彰式に先立ち主催者を代表してあいさつに立った庭野光祥次代会長は冒頭、世界各国から作品が寄せられたことに謝意を表しました。また、上位4作品をたたえた上で、「真の音楽、芸術はまるで共通の言葉のように世界中の人々に愛され、感動を与えるものです。本日演奏された作品のすべてが、国籍や人種を超えて多くの方々に感動を与え、次の世代に希望をもたらすものになりますよう、心より願っております」と話しました。
表彰式では今回、第1位は「該当者なし」と発表され、最高位を第2位と定めました。
第2位にはイギリス在住のバーナビー・ホーリントンさんの『コン・ブリオ』が選ばれました。平成19年に行われるTKWOの第90回定期演奏会で披露されます。第3位には木村政巳さんの『見えない都市』とイギリス在住のジョン・ウィークスさんの『プロセッション』を選出。また、「審査委員会特別賞」が木村さんの作品に、「フェネル特別賞」がスペイン在住のホセ・スチュール・オリオラさんの『室内交響曲第一番』に贈られました。

(2006.12.01記載)